インドネシア PT Krakatau Osaka Steel社向けコンバインドミル設備の受注について

2015年6月17日

アイキャッチ画像_600x400

スチールプランテック株式会社(代表取締役社長:半澤 巌)は、インドネシア PT Krakatau Osaka Steel 社(大阪製鐵株式会社とインドネシア・Krakatau Steel 社との合弁会社、以下「KOS社」)より、棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備を受注し、このほど現地にて起工式が行われましたので、お知らせします。
インドネシアにおいては、建設市場等の発展に伴い棒鋼・形鋼の需要増が見込まれ、KOS社は、その生産設備の新設を決定、当社が受注し、この5月19日には工場建設予定地バンテン州チレゴンにて、起工式が盛大に行われました。起工式には、在インドネシア日本国大使館やチレゴン地方政府関係者をはじめ、総勢約140名が参加いたしました。
今回の受注は、大阪製鐵株式会社堺工場への圧延設備納入実績をはじめとする、当社の条鋼圧延設備の豊富な納入実績を背景としたもので、当社は本プロジェクトにおいて年産50万tの条鋼圧延設備を納入します。
当社は、条鋼分野における総合エンジニアリング力と、海外調達を活用したコスト競争力で海外圧延設備新設案件に積極的に対応しており、特にインドネシア向け案件としては Jatim Taman Steel 社向け圧延設備に続く受注となります。
条鋼圧延設備は各国で需要が見込まれ、当社は同分野におけるトップメーカーとして、今後ともお客様の多様なニーズに最適な技術を以って応え、世界のお客様に設備を提供してまいります。
以上
 

【KOS社の概要】

社名:
PT Krakatau Osaka Steel 社
設立:
2012年12月
所在地:
インドネシア バンテン州チレゴン クラカタウ工業団地内
代表者:
代表取締役社長 高橋 政宏
出資比率:
大阪製鐵80%、クラカタウ社20%
事業内容:
中小形形鋼、鉄筋棒鋼及び平鋼の製造・販売

【受注設備概要】

生産量:
年間50万t
主仕様:
全18スタンド(HLスタンド)、棒鋼水冷装置、冷却床、マーチャント精整
所掌範囲:
加熱炉、圧延設備~精整、ロールショップ、水処理
建設予定地:
インドネシア パンテン州チレゴン クラカタウ工業団地内
稼働予定:
2016年中
 
起工式

関連製品

棒鋼・線材圧延設備

スチールプランテックでは、様々なお客様のニーズにお応えできる棒鋼、線材用圧延設備を提供することができます。
例えば、生産性を向上できるスリット圧延設備、高速圧延機(40m/s)、加熱炉を経由せず大幅な省エネを実現する連続鋳造機からの直送圧延設備、棒鋼の強度を高めるWater Quenching System、歩留まりを大幅に改善する連続圧延設備EBROS™等のお客様のニーズに合わせたソリューションを提供いたします。
また、電気炉、連続鋳造設備、圧延設備に一貫ラインを提供することで統合されたソリューションの提案・提供も可能です。

形鋼圧延設備

加熱炉から抽出されたビレット、ブルーム、スラブ、またはビームブランクを所定の形鋼サイズに圧延し、曲がりを矯正、さらに一定長さに切り揃え、必要に応じてパイリング・結束を行い、出荷状態にするための一連の設備です。国内製鉄会社への豊富な納入実績を有するスチールプランテックが提供する形鋼圧延設備は、生産効率や製品精度に対する厳しい要求にも対応可能です。

関連するニュース

ニュース一覧へ