日新製鋼株式会社周南製鋼所殿向けNo.2連続鋳造設備の竣工について

2015年7月28日

スラブ連鋳

スチールプランテック株式会社(代表取締役社長:半澤 巌)は、このほど日新製鋼株式会社周南製鋼所殿向けにステンレス・スラブ用No.2連続鋳造設備を納入、この7月21日にお客様にて盛大に竣工式が開催されました。
竣工式・披露祝賀会には山口県 村岡嗣政知事、周南市 木村健一郎市長ほか多くの関係者が出席して盛大に執り行われ、当社からは半澤社長が出席いたしました。
お客様では、昨今の厳しいグローバル競争を背景に、徹底的なコストダウンや品質競争力向上のため、本設備に大きな期待を寄せられていましたが、今回当社が納入した連続鋳造設備では、鋳造組織の均質化や介在物・気泡欠陥の低減など製品品質の向上、高速鋳造と準備時間の短縮などによる生産効率の向上等を実現、お客様より高い評価をいただいております。
なお、当社は本設備を2012年8月に受注し、予定通り本年4月にホットランを開始しております。本件のような製鋼プロセスの中核となる連続鋳造設備としては、国内では5年振り、またステンレス用設備としては、20数年振りの新設となります。
当社は、国内外における豊富な実績と高度な技術により、今後とも引き続きお客様の生産性向上、品質向上等幅広いニーズにお応えしてまいります。
 

【設備概要】

納入設備:
ステンレス・スラブ用No.2連続鋳造設備
形式:
垂直曲げ型
完工年月:
2015年4月
生産能力:
80トン/チャージ
スラブ厚:
150~250mm
スラブ幅:
700~1,650mm
スラブ長:
5.0~13.1m
鋳造速度:
最大1.6m/分
以上
 
日新周南No.2連鋳

竣工式の様子
 

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スラブ連続鋳造設備

高炉・電気炉・直接還元炉などで溶解・成分調整された溶鋼を連続的に冷却・凝固させ、一定の長さで切断した半製品を製造する設備です。製造された半製品は、次の工程である圧延設備へと搬送されます。半製品にはさまざまなサイズがあり、厚み120~600mm、幅700mm~のものを「スラブ」と呼びます。また、スラブから製造される最終製品には、薄板、厚板、パイプなどがあります。

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