Formosa Ha Tinh Steel Corporation, Vietnam 向け 転炉製鋼プラントの完工

2017年8月9日

FHS-Conv-600400

順調に稼働する当社納入の転炉製鋼プラント
 
 
スチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:灘信之)は、このほど、ベトナム Formosa Ha Tinh Steel Corporation(ベトナム社会主義共和国 ハティン省、董事長:陳 源成、以下「FHS社」)が、ベトナム・ハティン省に建設中の高炉一貫製鉄所向けに、最新鋭の転炉製鋼プラントを完工・納入しましたので、お知らせします。
FHS社は、ベトナム初の大型高炉一貫製鉄所の建設を目ざして台湾・Formosa Plastic Groupが中心となり、台湾・China Steel Corporation、JFEスチール株式会社なども出資して運営されている会社です。今回のPhase-1では、年産700万トン規模で最新鋭の設備を有する転炉製鋼プラントとなりますが、6月1日に初出鋼を無事に終え、現在も順調に稼働を続けています。
当社は、これら最新鋭の設備のうち、溶銑予備処理設備、転炉設備、各種二次精錬設備など主要な製鋼プラント設備のエンジニアリング、機械設備・電気設備の供給を請負いました。
今回の転炉製鋼プラントは、当社の半世紀以上に渡る国内、海外での豊富な実績と先進の技術を結集した結果、将来の生産増強にも十分対応可能な生産能力を有し、且つ、原料受け入れから連続鋳造設備にいたる製鋼過程において、効率的な物流、鍋ハンドリングを十分考慮した理想的なプラントレイアウトを実現し、さらにはフェールセーフ思想が随所に組み込まれた安全性の高いオートメーション制御技術を有するなど、最新鋭の設備としての特長を持っています。
当社は、お客様との協力関係をますます深めることで事業の発展に尽くすとともに、本プロジェクトを通じて、成長著しいベトナム鉄鋼業に、今後も、豊富な実績と先進の技術で貢献してまいります。

当社の主要納入設備:

転炉製鋼プラント(年産約700万トン)1式
<300t転炉×3基、溶銑予備処理設備、二次精錬設備など>
 
以上
 

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転炉設備を核とした製鋼プラントは、1960年以降、130基以上を納入してきたスチールプランテックの主力商品です。機械攪拌式脱硫設備(KR)や転炉設備、排ガス処理設備(OG)、二次精錬設備(RH・LF)といった製鋼プラントを構成する機器を提供するだけでなく、プラント全体のコーディネートをします。OGは、高い安全性に加えて環境への負荷が小さく、さらに省エネの効果もあるため、高い評価を受けています。

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