インドネシア PT Krakatau Osaka Steel社向けコンバインドミル設備の納入について

2017年8月22日

KOLMILL-600400

納入した棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備
 
 
スチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:灘 信之)は、インドネシア PT Krakatau Osaka Steel 社(大阪製鐵株式会社とインドネシア・Krakatau Steel 社との合弁会社、以下「KOS社」)に、棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備を納入し、このほど、現地にて竣工式が行われましたので、お知らせします。
インドネシアにおいて、地下鉄、高架鉄道、高速道路の拡充工事などインフラ整備をはじめとする建設市場の発展に伴い、棒鋼・形鋼の需要が堅調に推移するなか、2014年、KOS社は生産設備の新設を決定しました。当社は圧延ミル、加熱炉、冷却・精整およびユーティリティを含む設備一式のエンジニアリングを受注し、インドネシア・バンテン州チレゴンのクラカタウ工業団地内のKOS社工場に納入、既に本年1月より営業生産が開始されていますが、このほど、竣工式が盛大に執り行われました。
竣工式には、主催者KOS社高橋政宏社長はじめ、来賓のハルタルト工業大臣、チレゴン地方政府関係者、石井正文在インドネシア日本大使ほか、大阪製鐵株式会社岩﨑正樹社長、プロジェクト関係者の方々など、総勢約350名が参列、納入業者を代表して当社からは灘社長が参加いたしました。
納入した設備は、年産50万tの棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備で、建設用棒鋼や山形鋼、溝形鋼、平鋼を含む各種形鋼を効率よく生産できる工夫を凝らしています。
また、本設備はインドネシア市場において多品種かつ付加価値の高い商品供給を目指すKOS社の事業展開において中核をなす設備であり、本年1月の営業生産開始以降も順調に稼働してお客様から高い評価を頂いております。
当社は、条鋼分野における総合エンジニアリング力と、海外調達を活用したコスト競争力で海外圧延設備新設案件に積極的に対応しており、特に、条鋼圧延設備は各国で需要が見込まれ、当社は、同分野におけるトップメーカーとして、今後ともお客様の多様なニーズに最適かつ先進の技術を以ってお応えし、世界のお客様に諸設備を提供してまいります。
以上

【納入設備概要】

生産量:年間50万t
主仕様:全18スタンド(HLスタンド)、棒鋼水冷装置、冷却床、マーチャント精整
所掌範囲:加熱炉、圧延設備~精整、ロールショップ、水処理、試験設備、受変電設備
 
 

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