中国・北京で「ECOARC™セミナー」を開催!

2017年10月5日

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スチールプランテック株式会社(本社:横浜市 代表取締役社長:灘 信之)は、9月25日、26日に、中国・北京にて「ECOARC™電炉製鋼技術セミナー」を開催しました。
今回のセミナーは、日中間で電炉製鋼プロセスの新たな革新を追求した技術セミナーとしては15年振りであり、電炉製鋼業のクリーン化・グリーン化、エネルギー使用の効率化を促進するうえで、中国鉄鋼業界でも大きな注目を集めるものとなりました。
開催にあたっては、中国の鉄鋼・冶金工学に強い影響力を持つ中国金属学会の協力を仰ぎ、同学会からは趙沛・常務副理事長、王新江・秘書長、王天義・専門委員会主任委員ら多数の会員が参加し、本セミナーに対する強い興味と支持が感じられました。
セミナーでは、鋼鉄研究総院の殷瑞鈺・院士、北京科技大学の朱栄・教授に講演を頂いたほか、当社が独自に開発した環境対応型高効率アーク炉「ECOARC™」の初号機ユーザーである岸和田製鋼株式会社殿より15年間の操業改善の歴史を紹介頂くなど、中国各地から参加した鉄鋼メーカー約15社も加わり、計70数名による盛況な交流は、日中両国の参加者にとってたいへん有意義な情報交換の場となりました。
当社は、灘社長による会社の概要や取組みの紹介をはじめ、「ECOARC™」に関する設備技術、操業実績のほか、そのエコロジカルな優位性などについてプレゼンテーションを行い、環境負荷に対応しながら、高効率のスクラップ予熱技術等により大幅な電力使用量の低減を実現する「ECOARC™」の様々な先進技術に参加者の皆様からたいへん高い関心を頂きました。
当社はこれまで国内外に計6基の「ECOARC™」設備を納入しております。今後もこうした独自技術製品の供給や先進技術の開発を通じて顧客や社会のニーズに応えるとともに、世界の鉄鋼業や地域社会の発展、地球環境の保全に貢献してまいります。
 
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中国金属学会 王新江・秘書長
 
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当社 灘信之社長
 

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