PCI空クリア_切抜

高炉用微粉炭
吹き込み装置(PCI)

高固気比・低流速の高濃度輸送を可能とした微粉炭吹込装置です。

ソリューション

  • 200以上 kg/溶銑-t

    PCI比

生産コスト削減

高価なコークスの替わりに、安価な石炭を高炉に直接吹き込むことで、生産コスト低減とコークス炉の延命対策を目的とした装置で、高PCI操業(200kg/溶銑-t以上)の多量吹込みが可能です。

カスタマイズ

粉砕・乾燥・吹込装置は高炉から離れた場所に設置出来るため、設置スペースの制約を受けません。
また、粉砕・乾燥装置と吹込装置を遠く離れた場所に設置することも可能で、中間輸送装置を設置することで、装置間距離 約1,500mの長距離輸送の実績が有ります。

納入実績

納入先 適用設備 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • JFEスチール / 東日本製鉄所(京浜) 日本 2高炉 2004
  • JFEスチール / 西日本製鉄所(福山)(増強工事) 日本 5高炉 2000
  • JFEスチール / 西日本製鉄所(福山) 日本 2高炉 1998
  • JFEスチール / 西日本製鉄所(福山) 日本 3高炉 1998

技術情報

装置の特徴

PCI吹込装置の特徴は以下の通りです。

  1. 吹込タンクから分配器まで1本の配管で輸送し、分配器で羽口数に分配するシンプルな装置。
  2. 高濃度輸送(固気比 30kg/kg以上)のため、輸送ガス消費量は低濃度輸送方式に比べて50%以下。使用している気体は、窒素。
  3. 低流速輸送(5m/s以下)のため、高価な配管の磨耗対策が不要。
  4. 吹込配管の閉塞を素早く検知して、自動パージを行うシステムを採用。
  5. 吹込タンクは切替方式(タンク並列配置)のため架構高さが低く、設備費を低減。

使用済プラスチック吹込装置

関連技術では、高炉の還元材燃料として、使用済プラスチックを羽口から吹込む装置の納入実績もあり、装置の特徴は以下の通り。

  1. 設備能力30,000 t/年
  2. 安定した定量切出が可能な機械式切出装置(テーブルフィーダ)のため、
    ・吹込量の増減対応が容易
    ・吹込量の切出精度が高い
  3. 吹込配管1本を2羽口に分配可能な分岐方式を採用し、炉内熱バランスを改善。
  4. 吹込配管の閉塞を素早く検知して、自動パージを行うシステムを採用。
  5. 貯留ホッパは大容量(300m3)で、安定した払出しが可能な機械式払出し装置を採用。
  6. 吹込タンクは切替方式(タンク並列配置)のため架構高さが低く、設備費を低減。