ジョン・コッカリルグループとの協力関係を強化 ~年内に日本での共同セミナー開催に向け協議、 フットサル親善試合など若手の交流も~

2019年7月16日

ステアリングコミッティHP

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:灘 信之)は、昨年7月に業務協力協定を締結したベルギーの総合重機メーカー「ジョン・コッカリルグループ」と、より戦略的な連携を高め、協力関係を強化することで合意しました。

 この合意は2019年6月24日(月)にベルギーの同社で行われた第1回ステアリングコミッティ(以下SC)で相互確認されたもので、同社の主力製品である酸洗及び廃酸回収(ARP)設備の日本での展開と、当社が得意とするテンションレベラ等の鋼板矯正設備の欧州での展開を同時進行させるため、体制強化を進めていきます。出席した同社のダ・シルバ社長は「スチールプランテックとの協業ではこの1年間でお互いの技術を熟知できたので、早期に案件を獲得していきたい」と今後に期待を寄せました。

 また、SCの前には、両社フットサル部による親善試合が開催されました。この試合は、昨年7月の両社提携調印式の前日にFIFAワールドカップ決勝トーナメント1回戦(日本 vs ベルギー)が開催され、その際に「両社社員同士で日本対ベルギーの再戦を」と意気投合したことから実現しました。試合後には若手社員による技術分野・営業分野での意見交換会をおこない、マネジメントから実務レベルまで組織の全体に渡る交流を深めました。人的面の関係性も高め、よりよい協力関係の構築を進めていきます。

若手交流の一環としておこなわれたフットサル部の親善試合

若手交流の一環としておこなわれたフットサル部の親善試合

・「ジョン・コッカリルグループ」について
1817年に設立されたベルギーの総合重機メーカーで、エネルギー、防衛、産業(製鉄)、環境、サービスの5部門で構成され、世界5大陸の事業所に合計6000名以上のエンジニアを、欧州、米国、インドなどに複数の製造拠点を有しています。本年5月に「Cockerill Maintenance&Ingénierie SA」から「John Cockerill Group」に社名を変更しています。

 ・「ジョン・コッカリルグループ」との業務協力協定について
当社の強みである冷間圧延・厚板薄板レベラの技術、同社の強みである酸洗技術を活かし、最先端の鋼板製造プロセス/処理ラインを提供することにより、高張力鋼板をはじめとする鉄鋼市場の発展に寄与していきます。日本、欧州、インドでのセールスを相互協力することで、協定のメリットを更にアピールし、世界での受注獲得につなげます。

 ・今回のステアリングコミッティでの合意事項
◎日本での酸洗及び廃酸回収(ARP)設備の受注獲得に向けた戦略強化
→年内を目途に日本顧客向けのセミナー開催など

◎欧州でのテンションレベラ等の鋼板矯正設備の受注獲得に向けた体制強化
→顧客獲得に向けたマーケティング調査などの相互販売協力

 ・今回の若手交流について
◎両社フットサル部による親善試合
→体格差に優る「ジョン・コッカリルグループ」が勝利。2018年W杯「日本-ベルギー」戦の雪辱ならず。

◎交流会
→技術面は両社の技術のより深い相互理解、営業面は日本、欧州、それぞれの市場に関する意見交換とそれに基づくセールス手法の確認など

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