スチールプランテック×ジョン・コッカリル 合同セミナーを開催し、国内セールス活動を強化 日欧タッグで最新の酸洗&廃酸回収プロセスを展開

2019年12月12日

灘信之(左)とザビエル・ロースト氏(右)HP

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社(以下SPCO)<本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:灘 信之>は、昨年7月に業務提携を締結した「ジョン・コッカリル(以下JC)」<本社:ベルギー>の酸洗&廃酸回収プロセスの国内セールス活動をさらに強化します。SPCOが国内の窓口となり、設計から製作までのサポートを行うことで、JCの技術をスムーズに導入し稼働できる体制を提供いたします。

 11月13日(水)には、ベルギー王国大使館(東京都千代田区)に約70名の国内製鉄メーカー関係者を招き、合同技術セミナーで技術をアピールし、その後のレセプションで交流を図りました。JCの酸洗&廃酸回収プロセスは、スプレー酸洗など高い技術力で、ヨーロッパだけではなく世界的なシェアを有しています。今後はSPCOのルートを通じ、日本国内のお客様にも広くお使いいただけるよう活動を展開します。

 今後しばらくは厳しい投資環境が予想されますが、JCの技術を丁寧にご説明し、お客様ニーズにお応えすることで受注獲得を目指す所存です。また、今後はSPCOの平坦度矯正技術とJCの技術とのコンビネーションラインを欧州で展開するための取り組みを進め、協業を更に深める予定です。

<スチールプランテック×ジョン・コッカリルのメリット>
●JCが保有する最新の酸洗&廃酸回収プロセスを導入
●SPCOが窓口となり国内顧客向けにカスタマイズして納品
⇒日欧タッグで欧州の技術をスムーズに導入

<合同セミナーについて>
名 称:「John Cockerill and Steel Plantech Joint Technical Seminar Tokyo, 2019」
日 時:2019年11月13日(水)13:30~18:30
場 所:ベルギー王国大使館(東京都千代田区二番町)
内 容:JCによる酸洗技術紹介と廃酸回収プロセス(ARP)紹介、SPCOによる平坦度矯正技術の紹介、レセプションパーティ

挨拶をする駐日ベルギー王国大使、ロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング閣下

挨拶をする駐日ベルギー王国大使、ロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング閣下


セミナーの様子

セミナーの様子

●代表者のコメント:
スチールプランテック株式会社 代表取締役社長 灘 信之
「スピード感に対応していくには、よいパートナーと互いの強みを組み合わせて製品を提供するオープンイノベーションでの技術開発が必要です。JCと互いに協力しより良い製品を提供していきたいと思います」

ジョン・コッカリル インダストリー事業部 メタル担当 副社長 ザビエル・ロースト氏
「当社の酸洗技術と廃酸回収プロセスを日本に、スチールプランテックのレベラ―などの製品をヨーロッパを中心に紹介し合い、それぞれの新しいマーケットにアクセスしたいと思います」

<ジョン・コッカリルについて>
 ジョン・コッカリルはエネルギー、防衛、産業(製鉄)、環境、サービスの5分野で構成されています。今回、日本で展開する酸洗&廃酸関連は、産業(製鉄)分野であるインダストリー事業部のメタル部門に属しており、酸洗を始めとした化学薬液プロセスの設計、製作(委託)、設置をおこなっています。酸洗タンクの基本設計はドイツ、詳細設計はフランス、製造はフランスおよびハンガリーで進めており、ドイツの「John Cockerill UVK」は、前身である「KCH」から数えると設立160年以上の歴史ある企業です。また、ハンガリーの「John Cockerill Enviroment Hungary」は年間約100個の各種タンクを製造し、2020年には工場を拡張し能力が倍増となる予定です。

(会社概要)
社    名:John Cockerill ※2019年5月に「Cockerill Maintenance&Ingēnierie SA」からに社名変更
設    立:1817年   
本    社:リエージュ(ベルギー)   
組    織:エネルギー、防衛、産業(製鉄)、環境、サービスの5分野構成
売 上 高:1200億円以上(2017年度)   
従 業 員:約7000名(世界8カ国)

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