東京製鐵 岡山工場向け テンションレベラー付 ホットスキンパスミルラインを受注 電炉鋼板の生産拡大に対応

2022年1月24日

社名

 当社は、東京製鐵株式会社 岡山工場向けのホットスキンパスミルラインを受注しました。

 同工場は2022年の年末以降に再稼働を予定しており、近年需要の高まりつつある電炉鋼板の生産拡大に対応するため、熱延ラインのリニューアルを実施します。
取扱材料の高強度化のためには、ホットストリップミルでの急速冷却が必要となりますが、その結果として平坦度が悪くなった材料の形状矯正が求められるようになり、スキンパスミルは従来以上に技術的に重要な役割を担うようになりました。

 こうしたニーズに応えるため、当社は直近7年間で7台受注したホットスキンパスミルにテンションレベラーを装着したラインを提案し、これまでの実績に裏づけされた技術が評価され、今回の受注に至りました。

 当社は「Green&Smart」をキーワードに「脱炭素を実現するための技術革新(Green Innovation)」と「DX、AI、ロボティクスの活用(Smart Technology)」を進めております。
 今後も矯正技術のリーディングカンパニーとして、製品の品質向上や高付加価値化に貢献します。

<当社の矯正設備について>
 1964年に世界で最初に商用テンションレベラーを納入して以降、世界最高速の1340mpmのテンションレベラー、自動車用AHSS(Advanced High Strength Steel)を取扱う世界最大級の125トン張力を持つテンションレベラーなどの実績を含め、テンションレベラー、スキンパスミル、ローラレベラー等の板材用矯正設備は世界中で400台以上の納入実績があります。

HSPM withTL
テンションレベラー付のホットスキンパスミル

関連製品

テンパーミル/
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熱延鋼板、冷延鋼板、ステンレス鋼板、アルミ板の最終製品を完成させるために、それらの材料をスキンパス圧延によって機械的性質や表面性状を改善し、平坦度を向上させる装置です。スチールプランテックは1965年に独自の試験装置によるテストを行った後、理論構築と実機の納入を繰り返してきました。その結果、現在までに全世界へ63台のスキンパスミルを納入しています。

テンションレベラ

熱延鋼板、冷延鋼板、ステンレス鋼板、アルミ板、銅板、特殊材料板などの材料を矯正して平坦度を向上させ、最終製品として仕上げる装置です。矯正対象材の範囲は、板厚が0.05mm〜8.0mm、板幅が300mm〜2300mm、降伏強度が50MPa〜1500MPaです。1970年から独自の試験装置によって各種材料のテストが実施され、理論構築と実機の納入が繰り返されてきたテンションレベラ。製品を現在までに全世界に194台も納入したスチールプランテックは、テンションレベラのトップメーカーです。

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