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焼結設備 –
省エネルギー型点火炉

給鉱装置によってパレット台車に送り出された原料に、バーナーノズルからの火炎を直接衝突させ、原料中の燃料(コークス)に点火する装置です。

ソリューション

  • 10 Mcal/t-sinter以下 (COGベース)

    点火炉燃料原単位

生産コスト削減

炉のコンパクト化により、工期の短縮と設備費の削減が可能です。さらに、点火炉の燃料原単位を大幅に削減することができます。炉内圧調整装置を付け加えることで、初期コストは増加しますが、燃料原単位の削減幅をさらに増大できます。

納入実績

since 1994 8 基(省エネコンパクトタイプ)

納入先 適用設備 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • 新日鐵住金 / 君津製鉄所 日本 3焼結 2009
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所 日本 2焼結 2009
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所 日本 1焼結 2008
  • 新日鐵住金 / 君津製鉄所 日本 3焼結 1999
  • 中国鋼鐵 (CSC) 台湾 4焼結 1996
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所 日本 3焼結 1995
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所 日本 1焼結 1995
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所 日本 2焼結 1994

技術情報

高効率バーナー

焼結機点火炉用として開発された、高効率バーナーが装備されています。
直進性のノズルにより、流速の早い火炎を原料面に到達させることが可能です。これにより、原料面への熱伝達率が上がり、短い時間で確実に着火させます。
バーナー火炎の適正な原料面への衝突を維持するため、炉体に昇降装置が装備されています。
各バーナー間隔を短くし、原料表面全体に対し、均一な点火が可能です。
炉内温度・COGガス量・燃焼空気量を制御盤にて監視し、自動的に制御させます。
バーナーフレームの短炎化により炉天井高さの低減、短時間・高温着火により炉長短縮し、炉容積がコンパクトになっています。
以上の結果、点火炉燃料原単位が大幅に削減可能となりました。

炉内圧調整装置

点火炉内の炉内温度を適正に保つために、炉内圧調整装置を装備することで、点火炉燃料原単位の10Mcal/t-sinter以下(COGベース)を、より確実に達成できます。