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焼結設備 –
拡幅パレット台車

焼結機本体を構成する主な部品のひとつ、パレット台車。その中に入れられた原料の上層に着火する一方で、下のほうから吸引し強制的に通風することで焼結が行われます。これを可能とするために備えられているのがグレートバー(火格子)です。
また、パレット台車の幅を広げる拡幅技術を採用することで、最小限の改造で焼結鉱の生産量を拡大することもできます。

ソリューション

  • 10

    増産

生産量拡大

拡幅部には通気性が考慮されたグレートバー(火格子)が備わっているので、他社製品の拡幅部に見られる焼け残りがありません。スチールプランテックの拡幅パレット台車を導入すれば、焼結鉱の生産量を最大限まで増大することができます。

お客様の声 本設備を導入された日本高炉メーカー担当者様
拡幅パレット台車を導入するための大がかりな改造や多額の投資は必要ではなかったので助かりました。その上、導入前に想定していた以上に、焼結鉱の生産量が増えたことを実感できました。

カスタマイズ

すでに設置されている焼結機のタイプやパレット幅に関わらず導入可能です。現在の設備を最大限に活用し、少ない改造で焼結鉱の増産が実現できます。

納入実績

since 1997 15

2009年、新日鉄住金 / 大分製鉄所 生産量約10%増産

納入先 適用設備 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • 新日鐵住金 / 大分製鉄所 日本 No.1焼結 2009
  • 中国鋼鐵 (CSC) 台湾 No.3焼結 2009
  • 神戸製鋼所 / 加古川製鉄所 日本 No.1焼結 2008
  • 新日鉄住金 / 小倉製鉄所 日本 No.3焼結 2006
  • 新日鉄住金 / 鹿島製鉄所 日本 No.2焼結 2006
  • 中国鋼鐵 (CSC) 台湾 No.2焼結 2005
  • Phillipine Sinter フィリピン No.1焼結 2005
  • 新日鉄住金 / 名古屋製鉄所 日本 No.3焼結 2004
  • JFEスチール / 西日本製鉄所(福山) 日本 No.5焼結 2004
  • JFEスチール / 西日本製鉄所(福山) 日本 No.4焼結 2004
  • 新日鐵住金 / 大分製鉄所 日本 No.2焼結 2004
  • JFEスチール / 東日本製鉄所(千葉) 日本 No.4焼結 2001
  • 中山製鋼所 日本 No.1焼結 1998
  • 新日鉄住金 / 名古屋製鉄所 日本 No.1焼結 1997
  • 新日鉄住金 / 名古屋製鉄所 日本 No.2焼結 1997

技術情報

グレートバー(火格子)

既設焼結機の最小限の改造のみで、焼結鉱の生産量拡大を図る技術です。
拡幅部にもグレートバー(火格子)を配置できる構造とする事で、他社の拡幅に見られるような拡幅部の焼け残りが生じることは無く、生産量拡大に最大限の効果を得ることが可能です。

カスタマイズ

既設のパレット台車には、一体型のタイプと3分割型のタイプがあり、3分割型のタイプであれば、既設パレット台車の中央部は流用し、両端部のみを拡幅構造に取り替えるだけの改造となり、低コストで生産量拡大を図ることが可能です。