国境を超えて世界中で製鉄プラントをつくり、多くの社員が海外出張を経験するスチールプランテック。海外に滞在し、各国のエンジニアとプロジェクトを進める社員たちから聞いた、海外出張エピソードを紹介します。
ブラジルの国内便では飛行機が予定通り飛ばないこともめずらしくありません。ある出張の際も、私たちが乗る予定だった飛行機がキャンセルされ、航空会社の用意したバスで5時間30分移動することに。日本の場合はクレームなどが出そうなシチュエーションですが、現地のブラジルの方々は、なぜかハイキング気分で素敵な笑顔。生き方の違いを感じた瞬間でした。
ドイツのレストランで食事。テーブルに運ばれたグラスには、なぜか線が入っていました。「この線はなんだろう?」と不思議に思い、帰ってから検索。すると、グラスに入った線より少なく飲み物を出さないように!という消費者保護の法律があることを初めて知りました。
エチオピア出張の際に招待されたビア・パーティ。オーナーの一族も参加する中、エチオピア人が大好きな料理として出されたのが「テレスガ」と呼ばれる牛の生肉。戸惑う自分。ニヤニヤと見つめるオーナーと参加者たち。逃げ道はない……と思い切って口に放り込みました。想像以上においしかったです。
インドでは車道を走るのは車だけではありません。車道を当たり前のように歩いている牛、大量の羊の群れ。その光景を目撃して、「ああ、自分は異国の地に来ているんだな」と強く実感しました。あと、三輪車のタクシーに乗り切れないほどの人が詰められている光景にもびっくりしました。
日本に帰ってきてからの生活でも、ふとした時によく行く国の外国語が出てしまうという海外出張あるある。レストランでサービスをしてもらった時など、外国語でお礼を言ってしまうことも。
アメリカ出張で、同国内を飛行機移動することに。アメリカでは国内間にも時差があることをすっかり忘れ、乗り継ぎでのんびりしていると見事に飛行機に乗り遅れてしまいました。気づくと、スーツケースだけが先に目的地の空港に……。手持ちの荷物だけを持って、そこで一泊し、翌朝の便でスーツケースを追いかけました。
出張をきっかけに好きになった国がフランス。フランスの街は、特別なことをしなくても、歩いているだけで楽しいです。特に街中がイルミネーションでライトアップされた、クリスマスシーズンのパリの美しさは忘れられません。
タイの屋台では、芋虫などのよくわからない虫も食用で売っています。見た目は気持ち悪いですが、実は、ちょっとおいしいんです。でも、タガメの腹部だけは口に合いませんでした……。
出張先で知り合いになった女性と結婚しました。出張は、仕事上での経験はもちろん、いろんな可能性に満ち溢れています。
インドでの食事はカレー、カレー、カレー。ひたすらカレー。当然、スプーンやフォークも出てきません。そんなインドでの長期滞在を経験すると身に付く技があります!それがナンを右手だけでちぎって食べるスキルです!
外国の環境に慣れるには、現地の言葉を覚えるのが一番の近道と考えて、韓国出張の際に韓国語を勉強。現場の怖いおじさんも、街の綺麗なお姉さんも、拙くても一生懸命韓国語で話すと優しくしてくれて、現地の人とも仲良くなれて出張先での生活がより楽しくなりました。
台湾の方は、とにかく優しい人が多い。決して怒らず、相手を責めることもなく、悪者を作らない。人に対する敬意やホスピタリティに溢れていて、大好きな国です。
ヨーロッパ出張の際、業務提携先のベルギー企業とフットサルの交流試合をすることに。W杯で破れたサッカー日本代表の雪辱を晴らそうと、プロの様に前日に現地入りして、しっかり前日練習を行い調整したものの、結果は11対5で完敗……。試合後はベルギービールで乾杯して、いつか日本でリベンジマッチをすることを約束しました。
中華料理においてカエルはポピュラーな食材ですが、ほとんどの料理では脚の部分だけを使われます。しかし、あるお客さまとの会食で出てきたのは、20匹ほどのカエルがそのままの姿で大皿に円形で並んだ、カエルの円陣蒸し。おいしくいただきましたが、切なげな瞳と目が合ってなんともいえない気持ちになりました……。
1年中、何かしらを祭っているインド。エンジニアリングの神様もいるらしく、その神様のお祭りの日は、子会社の社員はみんな民族衣装で出社。オフィスに僧侶を呼んで社員一同で儀式に参加するのですが、たまたまその場に居合わせただけの私も民族衣装を着せられることに……。頭から聖水(ガンジス川の水?)をかけられながら、文化の違いを実感しました。
出張先で、楽しい思い出が多い国はタイ。観光地が近かったので、休日は世界遺産や動物園などを回り、旅行気分で海外を満喫しました。
一品一品がやたらとデカい、海外の食事。あのサイズには、日本人の胃袋では全く太刀打ちできません。「Small portion」と常に言わなければ、食べきれずに残すことになります。
「ティッシュペーパーを常に持っておく」は海外出張の鉄則。田舎に行くとトイレにトイレットペーパーがない事が多いので……。