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焼結設備 – クーラ排熱
回収設備(WHRS)

焼結設備の冷却機から出た高温の排気ガスを、蒸気として回収する設備です。この蒸気は、発電用として利用することもできます。さらに、排熱を焼結鉱生産のための熱源として再利用すれば、焼結機の生産性を向上させることも可能です。

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2014年8月1日
NEDO国際エネルギー消費効率化等モデル事業/焼結クーラー排熱回収設備モデル事業 インド RINL社Vizag 製鉄所向け「焼結クーラー・排熱回収設備」完成

ソリューション

環境負荷軽減

  • 26 kW

    焼結鉱1tあたりの発電量

  • 132 kg-steam

    焼結鉱1tあたりの蒸気量
    (2.1MPa-G/319℃の過熱蒸気)

この設備を導入すれば、冷却機から出された排熱の最大約60%を蒸気や電気として再利用することができます。
また、排熱ボイラから出た約180℃の排気ガスを、大気中に放出するのではなく、冷却機のなかで冷却用として再び利用するシステムなので、ボイラでの熱回収量は増加し、CO2やダストの排出量を削減することも可能です。

納入実績

since 1978 19 基(国内9基、海外10基)

納入先 納入数 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • Visakhapatnam Steel Plant インド 1基 2014
  • 中国鋼鐵 (CSC) 台湾 2基 2003, 1990
  • 太原鋼鉄 中国 2基 1997
  • POSCO 韓国 5基 1993-1987

技術情報

排ガス循環式排熱回収フロー

循環式システムの優位性:
冷却機排ガスの排熱回収では、熱交換で温度が低下した排ガスを冷却機に戻して再び焼結鉱の冷却ガスとして使用する方式(循環式)が非循環式と比べて高効率です。円形水封式クーラーを採用することで、更に高効率な熱回収が可能となります。