Steel Plantech RECRUIT 2022

RECRUIT 2022
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CROSS TALK

トークテーマ Chapter.3
先輩後輩トーク

入社後、3年間は先輩社員が新入社員の一番身近な教育担当(ブラザー)となり仕事の進め方を教えながら、
さまざまな相談にアドバイスを行うブラザー制度。ブラザーとなった先輩社員と後輩社員の2人に対談形式で、
最初の第一印象や仕事の学び方について語っていただきました。

あ、先輩って
全然怖くないんだ。

もう2年近く一緒に働いているけど、初めて会話をしたのは新人研修のあとだったよね?

そうです、そうです。最初の研修が終わり、部署に配属される際に迎えにきてくれた時が初対面だったんですが、最初は正直、怖そうな人だなと思ったんですよね。

そうだったんだ。

はい。最初は、ですよ。しかも、連続鋳造部は集中して仕事する人が多くて静かじゃないですか。当時は集中されているって分かっていなかったので、その静かな雰囲気にも当時は緊張していました。

確かに、配属初日は特に緊張していて大人しかったもんね。実は、僕はその日より前に、顔は見ていたんだよね。

えっ!そうなんですか。

うちの部署に新入社員が配属されるっていう話だけは聞いていたから、内定式の時に「あぁ、あの子か」って確認してたんだよ。「ひねくれてなくて、素直そうだな」というのが第一印象。

内定式の段階では、僕のブラザーになる予定じゃなかったんですよね?

そうそう。急な予定変更で配属前日にブラザーになることになって。配属されて、先輩後輩の関係になったけど、第一印象は内定式の時から変わってないよ。素直で、教えたことをどんどん吸収してくれている。

ありがとうございます。逆に、僕は先輩の印象が第一印象から大きく変わりました。最初は怖いと思っていましたが、今は、優しく見守ってくれるという印象です。同じ部署ですが、違うプロジェクトに入っている今でも、優しく質問に答えてくれる時、特にそう感じます。

担当しているプロジェクトは別ですが、先輩として答えられることは答えたいからね。難しい問題については一緒に考えることもあるけど。

一緒に考えてくれるのがありがたいです。そうやって、仕事を通じてコミュニケーションをとっていくと「あ、先輩って全然怖くないんだ」と気づきました。どんな時でも後ろから見守ってくれるブラザーの存在のおかげで、のびのびと仕事に取り組めています。

製鉄設備は、
入社してから学ぶことが当たり前。

今は、新入社員は最初にものづくりの研修を受けるよね。

はい。部署に配属される前に製作工場に行って、溶接をはじめとしたものづくりの基礎から学びます。

その後、専門の部署に配属されてからは、僕のようにブラザーの先輩がついて、その部署で取り扱う製鉄プラントの専門知識や、仕事で使うツールの使用方法まで、一対一でしっかりと教えていくという流れだよね。といっても、最初はわからないことだらけだったでしょ?

そうなんですよ。現場で使われている専門用語って変わったものが多くて、学校では習わないので、最初は打ち合わせの内容も分からなくって。あれ、先輩に聞いたやつ、なんでしたっけ……。

「ねぎぼうず」でしょ。部品の先端がねぎの形に似ている機械装置のこと。

それです!「ねぎぼうず」のような、分からない言葉が出てきた時には先輩にすぐ聞いて、一つひとつ勉強していきました。なんでも聞ける先輩が身近にいるのは安心感がありましたね。

製鉄設備は普段の生活で携わるものではないからね。入社してから学ぶことが当たり前だから。

あとは、専門技術や知識だけではなくて、仕事への姿勢も先輩から学んでいます。先輩は「いつでも質問していいけど、自分の考えも準備しておいてね」といつも言ってくれますよね。

将来的に、自分で考えて応用を利かせられるような人材になってほしいからね。今、社内にいる経験豊富なベテランの方も含めて、教えてくれるような人は、いつかは退職して会社からいなくなるから。

正直、今は助けてもらってばかりなので不安ですけど……(笑)

今すぐはできなくて当然だよ。でも、いずれ自分が考えて、判断しなければいけない状況が来た時、問題解決能力がないと自分自身が困ってしまうから。今のうちから考える習慣をつけて欲しくて、「考えてね」と言うようにしてるんだよ。

先輩が新入社員時代に何度もそう言ってくれたので、今入っているプロジェクトで他の先輩と仕事をすることがあっても、自分の頭で考えることを意識してコミュニケーションを取れています。

先輩の先輩から
引き継がれた
言葉なんですね。

雑談の中で、先輩が言っていた「仕事は段取り八分」という言葉が印象に残っています。準備を徹底し、自分の引き出しを増やしているからこそ、先輩方はさまざまな状況に対応できるんだなと感じて、今取り組んでいる仕事でも意識しています。簡単なことではないですが……。

この言葉、実は僕が入社して間もないときに、一緒に仕事をしていた先輩にかけられた言葉なんだよ。その時に自分自身も深く心に残った言葉だったから、雑談の中でもぽろっと出てきたんだよね。

先輩の先輩から引き継がれている言葉なんですね。

そうそう。僕がT君に言われて印象に残っているのは、「飲みにいきませんか?」と誘ってくれたこと。僕のプロジェクトを手伝ってもらっていて、定時を過ぎたくらいの時間に言われたんだっけ?

8月くらいのことですよね。初めて自分から誘いました。

後輩側から誘われることは珍しいので驚いたけど、嬉しかったよ。

そういえば先輩と飲みに行ってないな、もっとお話ししてみたいなと思って、お誘いしたんです。今は別のプロジェクトに入っているので、「今の仕事はどうなんや」と聞いてもらって、いろんなことを話しましたね。

誰でもそうだと思うけど、心を開いてない人は誘わないでしょ。だから、純粋に嬉しかったし、ブラザーをやっていて一番嬉しい瞬間かも。他の後輩にブラザーとしてつくことになっても「飲みにいきませんか」と言われるような人間になっていきたいな、と改めて思ったよ。

目標は、先輩の
ような
エンジニアになること。

これから「こんな風に仕事をしていきたい」「こんなエンジニアになりたい」っていう目標はあったりするの?

今は連続鋳造機の一部分しか設計の経験がありませんが、これからは全ての機器の設計を一度経験して、もっとやっていきたい。極めていくことが一つめの目標です。そのためのアドバイスってありますか?

あまり大それたことは言えないけど、やっぱりチームワークは必要不可欠。担当する領域が広くなればなるほど、一人で仕事はできないし、いろんな人に助けてもらうことになるから、今よりももっと他の部署と積極的に関わっていきながら仕事に取り組んでいくのがいいんじゃないかな。

二つめの目標は、先輩のようなエンジニアになることです。自分が担当していないプロジェクトについて後輩から質問をされても、「ああ、これはこうだよ」と図面を出して教えられるようなエンジニアになりたいです。

そのためには経験を積み重ねるしかないね。新入社員時代に言われて忘れられない言葉があって、「若いうちに恥をかけ」というもの。

それってどういうことですか?

20代だとまだまだわからないと思うけど、歳をとって、立場も上になってくると、わからないことを聞く相手も聞くチャンスも少なくなるんだよ。だからこそ、若いうちにたくさん失敗をして恥をかいておけということ。これを20代のうちから意識して、失敗を経験していくことが大切だと思う。

頑張ります!