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厚板レベラ

スチールプランテックが1998年に開発したSuPerLeveler™は、厚板工場で生産される鋼板(6-50mm厚)の平坦度を向上させる設備です。矯正中にレベラ(水平精度を高める下地調整材)に発生するたわみを、剛性無限大制御によって完全に補正します。これによって、従来のレベラでは安定しなかった、TMCP鋼板、焼き入れ鋼板といった矯正反力を必要とする鋼板の矯正が可能になります。

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2016年6月14日
韓国・現代製鉄 唐津製鉄所向けホットスキンパスミルライン、第4世代厚板コールドレベラ納入

ソリューション

品質向上

SuPerLeveler™は、「動的横たわみ補正(ダイナミッククラウニング)方式」により、従来の「プリセット方式レベラ(横たわみ補正量を、矯正開始前に予想して設定する方式)」では実現できなかったロールギャップ偏差を、鋼板全体にわたって補正することが可能になりました。特に、先端・尾端から1.2m前後の範囲は、プリセット方式レベラに比べて、平坦度が格段に向上しています。

生産量拡大

自社開発の「高荷重容量バックアップロール」や「噛み込み補正制御」などの機能によって、従来のレベラよりも矯正可能範囲が大幅に拡大しました。

品種拡大

  • 最大2 倍に拡大

    板降伏応力範囲

  • 最大1.5 倍に拡大

    板厚範囲

先端、尾端の矯正反力が急激に変動する領域および定常部を均一に矯正することが可能になり、鋼板の残留応力を低減することが可能になりました。これにより、切断後の変形がない鋼板の製造が可能となります。

納入実績

since 1998 15

納入先 容量 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • 南京鋼鉄  中国 2014稼動予定
  • Jindal Steel & Power (JSPL) / Raigarh Plant インド  2013
  • Jindal Steel & Power (JSPL) / Angul Plant インド  2013
  • 東国製鋼 / 浦項工場  韓国  2012
  • WELSPUN インド  2011
  • 新日鐵住金 / 鹿島製鐵所  日本  2011
  • 新日鐵住金 / 八幡製造所  日本  2010
  • 東国製鋼 / 唐津工場  韓国  2009
  • 新日鐵住金 / 君津製鉄所  日本  2002
  • 新日鐵住金 / 名古屋製鉄所  日本  2002
  • 神戸製鋼所 / 加古川製鉄所 日本  1998
  • 北米
  • Arcelor Mittal USA / Burns Harbor アメリカ 2012
  • 南米
  • USIMINAS ブラジル 2011
  • ヨーロッパ・中東
  • RUUKKI フィンランド 2008
  • ILVA イタリア 2006

技術情報

ダイナミッククラウニング制御

レベラに発生するたわみを横たわみ、縦たわみ、圧縮たわみの3種類に分類し、それぞれを油圧シリンダによって補正することで、レベリングロール間のGAPを常に一定に保つことを可能にしました。特に従来のレベラは、プリセット式で矯正中に補正量の変更ができなかった横たわみが、下部フレーム内に設置されたたわみ検出センサによって測定されることで、上フレームとロールキャリッジ間に設置された油圧シリンダで正確に補正可能になりました。

噛み込み補正制御

薄くて硬い板は厚板先端をレベラ内へ導入させることが困難なため、「噛み込み補正」という、先端部導入時に軽インターメッシュとして、その後正規のインターメッシュとする制御方法を取ります。この場合も先端の軽圧下と、正規圧下の反力が異なっても、常に設定したロールギャップを板幅方向にも均一に与えることが可能です。

オフセンタ矯正

通常使用しているセンサに加え、上下フレーム内にクラウニングシリンダに対応する数のたわみセンサを設置し、レベラ前面に設置したレーザセンサを使用することで、板のセンタリングが不要なオフセンタ矯正が可能になります。

LP鋼板の矯正

長手方向に板厚の異なるLP鋼板は、板厚の変化により矯正反力も変動しますが、どの様に矯正中の反力が変化しても、SuPerLeveler™なら設定通りのロールギャップを維持出来るため、LP鋼板の矯正ができ、更にその矯正信頼性が大きく向上します。