Steel Plantech RECRUIT 2022

RECRUIT 2022
エントリー
入社10年目
プロジェクトエンジニア
機械工学科

CAREER 10年間の軌跡

1年〜3年目

海外製作、海外納入という面白さ、
難しさに魅かれた。

機械設備の総重量 約800t

私が入社してはじめて担当した案件は、韓国で厚板矯正装置の製作管理から据付、試運転をする仕事でした。総重量約800t、製作図面約1,500枚の機器を製作工場で組み立て、試運転した後に解体、出荷してお客様の工場で再び組み立て、納入するという仕事です。

この案件では韓国メーカーで製作、組み立てした装置を韓国国内の製鉄メーカーへ納入する案件で、先輩社員と製作から建設現場での据付工事、試運転という一通りの流れを経験しました。

2年目には同様の設備をインドで据付、試運転することとなり据付工事の初期1ヶ月は単身インドで現地スタッフと装置の組み立てを行いました。

以前からプラントエンジニアとして海外で活躍したいと希望していましたが、当社は大半の機器を海外で製作しているため予想以上に海外へ出る機会が多くなりました。

実際に海外の製作現場や建設現場で仕事をすると、施工方法の説明や調整方法など説明の難しさを感じます。正確に伝えるために国内メーカー以上に気を遣い、伝えるだけではなく、それを相手が「どのようにやるか」「いつやるか」ということまで可能な限り確認しながら進めるよう気を付けています。

確認不足で予想外の結果になることもありますが、それも海外で仕事をする面白さの一つです。

3年目

遅れてゆく工程に
何も対応できなかった。

製作した機器 100台以上

入社3年目で経験したのは、タイ向けのアルミコイル処理ラインの機器製作と工程の管理です。このプロジェクトは約100点の機器を韓国で製作し、タイへ納入するというもので、日本のアルミメーカーが建設する新しい工場へ納める設備でした。

私が担当したのは、コイル状のアルミを巻きほぐし、板の表面に特殊な処理をして再び巻き付けるというラインで、当時の私はこのようなライン機器の製作を経験したことが無く、とても苦労しました。

このプロジェクトでは工程が約1ヶ月遅れるという大きな失敗をしてしまいました。

社内で基本的な計画を行い、韓国メーカーに機器の詳細設計と製作を依頼していたのですが、韓国メーカーの図面進捗が把握できず工程が遅れているとわかった時は、既にどうすることもできない状態でした。

失敗の一番の原因はプロジェクト全体の詳細工程をコントロールできなかったことです。発注先に任せきりにしたことで、その工程が適切であるか確認することができなかったのです。

それでも、毎日夜遅くまで製作メーカーと日々の問題点や進捗の確認を行い、約1ヶ月遅れながらも全て出荷することができました。

5年〜10年目

「自分」が納得できるまで
手を尽くす。

500mの製造ライン

入社7年目の頃から自動車用アルミコイルの処理ラインを担当するようになりました。この案件は日本の製鉄会社が国内に新規工場を建設し、自動車用アルミ材料の製造ラインを新設するというものです。

この製造ラインは20tほどのコイル状のアルミを巻きほぐし、加熱処理と表面処理をして再びコイル状に巻き取るというラインで、100台以上の機器が並び、工場の長さは500mにもなります。

これら機器の設計、製作、試運転を当社で受注し、大半の機器を中国と韓国で製作して日本へ納入するという方針で進めました。

海外のメーカーへ機器製作を依頼する場合、自分達の発注する仕様に対応してもらえるか、ある程度こちらでも確認するように注意しています。

以前の例では、発注先のメーカーが更に外注したと聞き、外注先の工場の加工機械の台数、機械を操作できる社員数、現在の受注状況、そして納期を守れるか確認したことがあります。よく聞いてみると、加工機械が1台しかなく、加工時間と製作数を計算すれば納期が守れないことがわかり対策を依頼しました。

相手を信頼することも大切ですが、自分が納得できるまで調べることも重要だと思います。

10年目の現在これから

我々プラントエンジニアの醍醐味は巨大なものづくりという点にあると思います。巨大な機器の製作、輸送、建設、試運転という流れは決して他業種では味わえないものです。

プロジェクト規模も大きくなると社内外の関係者との折衝も増えてゆきますが、仕事を進める上で改めて思うのは「相手の心を掴む」ことの大切さです。どんな国の仕事で誰が相手であっても、こちらが相手の考えや習慣などを理解し、必死に取り組んでいる姿勢が伝わらなければ、業務が上手くいかないことは多々あります。

プロジェクトは多くの人が動くものなので必ずミスや予想外のことが起こります。詳細な工程表を作成しても想定通りに進むことはなく、何度となく方針を変更せざるを得ません。

その度に関係者の方々へ頭を下げて協力をお願いするのですが、その時になって初めて相手に信頼されているか、自分がどれほど仕事を真剣にやっているか試されるような気がします。

プラントエンジニアの仕事はまだ人の介在する作業が多く、最先端のテクノロジーを駆使して効率的に仕事を進められるよう、まだ改善されていません。

近い将来、一度詳細な工程表を作ってしまえば、さまざまなトラブルに柔軟に対応するソフトが開発され、関係会社の技術革新も進むと思うので、一歩先を見据えながら相手の心を掴む仕事をしていきたいと考えています。