社長メッセージ 新型コロナウイルスへの対応について

2020年4月8日

社名

~新型コロナウイルスへの対応について~

  スチールプランテック株式会社は、政府の緊急事態宣言と自治体の要請を受け、本日から5月6日まで、横浜本社ならびに関西オフィスにおいて全社員を在宅勤務と致しました。現在、社内で起こっていることをあげれば、社員の感染はないものの、海外パートナー会社の業務休止、製品検査や製造指導のための海外渡航中断等があります。

  ただ、これは一企業の出来事であり、世界に目を向ければ、人命にかかわる医療崩壊、8万人を超える死者の発生、社会生活、ビジネスにも多大なダメージが発生しています。現時点で感染の広がりは、100年前に起きたスペイン風邪流行のようなパンデミックの様相を呈していて、一刻も早い抑え込みの成功を願うばかりです。

  昨今「レジリエンス」という言葉が、環境保護、医学、エンジニアリング、人材開発で聞かれるようになってきました。サステナビリティに類似していて回復力と訳されています。よく調べてみると、この言葉が意味しているのは「攪乱を吸収し、基本的な機能と構造を保持し続けるシステムの能力。(中略)絶えず変化する環境に合わせて流動的に自らの姿を変更しつつ、目標を達成すること。(中略)均衡状態に到達するための性質ではなく、発展成長する動的過程を促進するための性質」(河野哲也『境界の現象学』)と説明されています。

 歴史を振り返ると甚大な災禍の度に、人類はその英知を結集し克服してきました。それは我々にそなわったレジリエンスが発揮されたからです。この新型コロナウイルスの災禍も最小の影響で終息させ、再び、世界の成長と繁栄に結びつけることができると確信しています。

 今、スチールプランテックが出来ることは、社員とその家族、そこに暮らす人々の健康を守るための行動を取ることです。お客様ならびにパートナー企業の皆さまにおかれましては、ご不便をおかけしますが、ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。

  『人を大切に、自分を大切に、社会と環境を大切に』 PLANTECH WAYより

2020年4月8日  
スチールプランテック(株)
代表取締役社長 灘 信之

 

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