技術資料
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Hot Skin Pass Mill & Tension Leveler Line for Ultra High-Strength Steel
自動車の動力から発生するCO2の削減のためには、自動車の軽量化は必須である。そのためにフレーム材は、薄肉化、高強度化が進んでいる。この傾向は冷延鋼板だけでなく、熱延鋼板にも当てはまる。一方、これらの材料は急速な冷却を伴うため、従来材よりも平坦度が悪い素材となっている。SPCOでは、この熱延超高強度材を矯正する、テンションレベラ付きホットスキンパスミルラインを納入したので紹介する。
発表年月 2019/06
発表機関 METEC & 4th ESTAD 2019- 製品区分
- 薄板プロセス
- 関連する製品
- テンパーミル/スキンパスミル
- テンションレベラ
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最近のホットスキンパスミルラインの紹介
ホットストリップミルで生産された熱延コイルを、顧客に販売するための精整処理設備として、または自社内での次工程のための準備設備として、ホットスキンパスミルライン(以下、HSPMLと記載)は重要な役割を持ち、従来からホットストリップミルと共に設置されてきた。近年、従来設備では対応が困難な新しいニーズを受けて新設備の建設が続いた。2015年以降、その新しいニーズに応えるべく6ラインのHSPMLを国内外の顧客にて立ち上げたので、紹介する。
発表年月 2019/02
発表機関 (一社)日本産業機械工業会 『産業機械、2019.2』- 製品区分
- 薄板プロセス
- 関連する製品
- テンパーミル/スキンパスミル
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Development of Tension Leveler for Advanced High-Strength Steel
先進高強度鋼板(Advanced high-strength steel:AHSS)の生産には板材を急速冷却することが必要であるが、その結果、形状不良および不均一な残留応力が生じる。このような不備のある板材は、自動車の生産プロセス中で大きなマイナスの影響を与えることになる。そのため、板材の形状不良の矯正と残留応力分布の均一化を同時に実現するために、従来よりも高性能なレベラの導入が求められている。当社では、AHSS材の平坦度矯正と残留応力分布の均一化を目的としたテンションレベラを開発し、その第一号機を納入(CALインラインに設置)した。現在、このテンションレベラは客先製鉄所において順調に稼働しており、その性能に対して高い評価を頂いている。本論文は、新規に開発したAHSS材用のテンションレベラについて紹介するものである。
No. 201701
発表年月 2017/02
発表機関 Iron & Steel Technology, Vol. 14, No. 2, February 2017 -
New Rolling Method of Reversing Cold Rolling
冷間圧延鋼板の製造には、年産15万トン-30万トンクラスでは比較的低廉な設備投資ですむ可逆圧延機(レバースミル)が採用される。新興国では普通鋼主体で、国内や先進国では高級鋼や特殊鋼の多品種小ロット生産が可逆圧延機で行われている。可逆圧延機は連続圧延を行うタンデム圧延機とは異なり、先尾端部にどうしても未圧延部が生じ歩留まりが悪いこと、さらに1コイルごとのコイル換えとストリップ通板、及び巻取機へのストリップ保持に時間がかかり生産性が悪いことなどの欠点があった。
本稿では、リーダーストリップと点溶接機を使って未圧延部を低減し、さらにサイクルタイムの短縮も狙った新しい圧延方法(Zoom-Mill™、zero-oriented off-gauge minimization)の開発について紹介する。
Zoom-Mill™の一号機は2010年3月に商業運転を開始した。商業運転開始後、ただちに歩留まりは約1%増加し、また生産性も同様に上昇した。No. 201503
発表年月 2015/06
発表機関 METEC & 2nd ESTAD 2015- 製品区分
- 板圧延
- 関連する製品
- Zoom-Mill™
- 冷間圧延機(TCM,CRM)
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The most advanced power saving technology in EAF Introduction to ECOARC™
スチールプランテックは環境対応型高効率アーク炉”ECOARC™”を開発し、発展させてきた。この炉は排ガスの熱エネルギーでスクラップを予熱し、製鋼に掛かるエネルギーを大幅に削減できる。更に排ガス処理が非常に容易であるという特徴を備える。現在6基のECOARC™が商業運転を行っており、それぞれが30%以上の電力原単位削減を達成している。
本稿ではその方法と、商業運転中のECOARC™の諸元を紹介する。No. 201502
発表年月 2015/06
発表機関 METEC & 2nd ESTAD 2015- 製品区分
- 製鋼(電炉)
- 関連する製品
- 電気炉
- 環境対応型高効率アーク炉(ECOARC™)
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Advanced technology and application of large-scale CDQ
JP Steel Plantech Co.は、1972年にソビエト連邦よりCDQの技術導入した後、CDQの設備改良と大型化開発を推進した結果、200t/h と185t/h の大型CDQ を建設した。
それらのCDQ は稼働後25 年、18 年が経過しているが、現在も歴日ベースで95%の稼働率を維持している。 これらの稼働率は何れも約2 年毎に実施される定期補修、ボイラの点検期間も含めて達成されている数字である。
本書は、これらの高い稼働率を達成するために考慮している要因やそれらを実現可能としている設備技術について紹介するものである。No. 201501
発表年月 2015/06
発表機関 METEC & 2nd ESTAD 2015- 製品区分
- 製銑
- 関連する製品
- コークス乾式消火設備(CDQ)
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鋳型振動装置用電動サーボアクチエータの紹介
新設、既設、マシンタイプ問わず、あらゆる連続鋳造機に適用可能な鋳型振動装置用アクチエータを開発したので、紹介する。この電動サーボ型は油圧サーボ型と同等以上の機能を有し、特に、ビレット、ブルームを生産する中小型の連続鋳造機においては、油圧サーボ型と比較して初期費用、運転費用を大幅に抑えることが可能である。
No. 201405
発表年月 2015/02
発表機関 (一社)日本産業機械工業会 『産業機械、2015.2』- 製品区分
- 連続鋳造
- 関連する製品
- ブルーム・ビームブランク・ビレット連続鋳造設備
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The Most Advanced Power Saving Technology for EAF Introduction of ECOARC™
本稿では、製鋼用アーク炉の排ガス中の排熱を利用して効率を改善する方法を概説すると共に、高効率アーク炉ECOARC™を紹介する。
No. 201404
発表年月 2014/05
発表機関 UCTEA Chamber of Metallurgical Engineers 5th EFRS IRON&STEEL SYMPOSIUM- 製品区分
- 製鋼(電炉)
- 関連する製品
- 環境対応型高効率アーク炉(ECOARC™)
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Overview of Heat Treat Leveler for ArcelorMittal Burns Harbor
弊社は米国 アルセロールミッタル社 バーンズハーバー工場(AMBH)の厚板熱処理設備の最新鋭化工事において、最も重要な装置の1つである熱処理レべラを納入しました。熱処理レべラは2012年4月より運転を開始しております。
本レべラは、弊社が開発した最新技術である剛性無限大制御機能を持つ設備であり、AMBH殿が熱処理設備で製造する薄板超高張力鋼板や厚板高張力鋼板のほとんど全てを矯正することが可能です。
本稿では、設備メーカとしての立場から、AMBH殿に納入した熱処理レべラについて紹介致します。No. 201403
発表年月 2014/05
発表機関 AISTech 2014 -
New PL-TCM (Pickling and Tandem Cold Strip Mill) in Vietnam
全6-HiスタンドにSPEOS™技術を適用したベトナムCSVC向け新PL-TCMが2013年11月に営業運転を順調に開始しました。
本稿では、本PL-TCMの概要と技術的な特徴を述べます。No. 201402
発表年月 2014/05
発表機関 AISTech 2014- 製品区分
- 板圧延
- 関連する製品
- 冷間圧延機(TCM,CRM)