人手不足の悩みを解決 「Spco-ROBO CoilPACKMAN」を市場投入~コイル梱包はロボットの時代へ~

2023年11月6日

Spco-ROBO CoilPACKMAN HP

 コイル梱包はロボットの時代へ―
 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:若原 啓司)は、紙による冷延コイル梱包ロボットとしては世界初(当社調べ)となる、「Spco-ROBO CoilPACKMAN(エスロボコイルパックマン)」(※)の開発を完了しました。
 2023年11月より市場投入し、2024年度上期中の受注を目指します。

 現状、冷延コイルの梱包業務は人力が主流ですが、今後の企業の人員確保は大きな問題です。
 一部で自動化も進んでおりますが、多くの設備はライン方式が主流のため、広大な面積に加え、初期投資費用とメンテナンス費用が必要となります。

 「Spco-ROBO CoilPACKMAN」はこうした問題を一気に解決します。
 紙折&テーピング業務を完全自動化したことで、手作業から解放され大幅な省人化が図れます。
 また、複数のロボットを効率的に配置しコンパクト化が図れるため、設備面積は従来比30%となり、建屋への制約が軽減し、設備・工事コストも削減できます。

 開発にあたっては構想から3年の歳月をかけ、コイルの品質を守る梱包技術を追求しました。
 円筒形状で複雑な動きとなる紙折業務をスムーズに再現させるため、皺がよらないよう梱包紙をコントロールするプログラムを開発し、テーピング作業についても、所定の位置にしっかりと粘着できるよう、テープのカット方法から角度まで様々な調整を施しています。
 現状、外径1800㎜までの冷延材、各種梱包紙に対応することが可能です。

 今後は、コイル梱包に対して高い梱包技術と省力化を求める国内のお客さまに向け、販売促進活動を進めます。

 当社は「Green & Smart」(Green=脱炭素を推進するための技術革新・Smart=最新技術を駆使した製品のスマート化)を掲げ、最新テクノロジーを織り込んだ商品やサービスの開発、提供をすることで、人と環境を大切にする技術を提供し続けます。

※)スマートプロダクツSシリーズ「Spco-ROBO CoilPACKMAN(エスロボコイルパックマン)」
「Spco-ROBO CoilPACKMAN」は、お客さまのニーズに応じて「ロボットを活用した工場の安全・省力化」、「画像応用・AI/ビッグデータ解析による操業改善や品質向上」、「プロセス分析に基づく操業支援サービス」などの分野で開発を進める、スマートプロダクツSシリーズのラインアップの一つです。プラント毎に設置していた操作室の中央集約化、遠隔操業など更なるスマート化、その先のワンマンオペレーションを目指しています。

<PR MOVIE公開中>
本機の魅力を動画でご覧いただけます。以下URLよりご覧ください。
https://youtu.be/kQSjjqD0Jqg

Spco-CoilPACKMAN MOVIE HP

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