第5回中国電炉製鋼科学発展フォーラムに協賛
中国でのプレゼンス強化に向け広告掲出ほか技術発表も実施
当社は2024年9月11日~13日の3日間、中国の南京で開催された「第5回中国電炉製鋼科学発展フォーラム」(※1)に協賛し、中国国内におけるプレゼンス強化に向け、広告掲出とともに技術発表を行いました。
同フォーラムには中国国内の高炉・電炉メーカーに加え、国外から電気炉設備サプライヤーなど合わせて100社以上が参加し、「低コスト電気炉製鋼が実現する未来のグリーンスチール」をテーマに、コスト削減やスクラップ利用、製品の高品質化に関する分野でそれぞれの技術をアピールしました。
当社は、100%出資子会社で中国拠点の「日鋼聯(上海)設備工程有限公司」と連名で、会場内のパネルや柱、会場外ののぼりなどに7点のビジュアルを掲出し、公式パンフレットでは広告を掲載しました。また、初日には「<CleanArc>電気炉製鋼における先進的電源ソリューション」のタイトルで、株式会社TMEICと共同開発した新電源システム「CleanArc(クリーンアーク)」(※2)の技術発表を実施しました。発表には約340名が出席し、他社製品との差異や、導入効果、具体的なコストについての質問が相次ぎ、電炉への転換や電気炉の大容量化を促進し、カーボンニュートラル実現に寄与する同製品へ高い関心が寄せられました。
同じく初日には、2022年10月より当社の環境対応型高効率アーク炉「ECOARC™」(※3)の操業を続ける本渓鋼鉄(※4)が、「本鋼ECOARC™の低炭素高効率製鋼技術」のタイトルで操業実績や省エネ性能、環境保護性能について技術発表を行いました。本機は「ECOARC™」初となる溶銑装入プロセスを導入し、電炉鋼の品質向上に取り組んでいます。同社からは2基の「ECOARC™」を受注しており、今後2号機の稼働も予定されています。
当社は「Green&Smart」(Green=脱炭素を推進するための技術革新・Smart=最新技術を駆使した製品のスマート化)を掲げビジネスを展開しています。脱炭素への機運が高まる中国市場においても、当社の注力分野である電気炉ビジネスを中心に、更なる受注獲得へ向けた活動を展開します。
(メインビジュアル)技術発表をおこなう「日鋼聯(上海)設備工程有限公司」総経理 前田一飛
(下記)会期中に掲出したパネル・柱広告・のぼり



(※1)「中国電炉製鋼科学発展フォーラム」
本フォーラムは同国の鉄鋼業界の技術開発、発展を推進させることを目的に、中国最大の科学技術団体である中国金属学会などが主催となり2018年より開催しています。当社は初回から参加しておりましたが、第4回は新型コロナウイルス感染症の影響などで参加を見合わせたため、2大会ぶりの参加となりました。
(※2)新電源システム「CleanArc」 ※本製品は資源エネルギー庁の省エネ補助金に採択されています
TMEIC社のパワーエレクトロニクス技術を採用した電気炉操業に最適な電源システムです。スクラップ溶解時のアーク放電で発生するフリッカや高調波など電力系統に与える課題を解決することで、電炉法への転換や電気炉の大容量化を促進し、更には鉄鋼業界のカーボンニュートラル実現に貢献します。操業しながらの据付が可能で、休止期間の最短化を図り、生産量への影響を最小限に抑えることができます。
(※3)「ECOARC™」シリーズ ※本製品は資源エネルギー庁の省エネ補助金に採択されています
当社が独自に開発した「ECOARC™」は、革新的な技術を随所に採用した環境対応型高効率アーク炉です。金属材料を溶解する際に発生する白煙や悪臭を解消する高度なスクラップ予熱技術を備えるなど、将来的な環境負荷にも対応しています。さらに、従来の電気炉よりも高い生産性を実現する溶解技術も備えています。
建屋の制約に応じて3タイプのラインナップがあり、2024年9月現在国内外に8基を納入し、3基が建設中です。本年10月には中部鋼鈑向け「ECOARC-FIT™」、来年度には大阪製鐵向け「ECOARC-light™」の稼働を予定しています。
(※4)本渓鋼鉄
1905年の設立以来、中国鉄鋼業界で長い歴史を持ち、線材、鉄筋、パイプ用鋼、各特殊鋼、熱延鋼板、冷延鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス等60以上の製品を生産する企業です。2021年には同じ遼寧省に拠点を置く鞍山鋼鉄と合併し、中国国内2位、世界3位(2023年時点)の粗鋼生産能力をもつ鉄鋼企業となっています。


