北越メタル 長岡圧延工場向け 冷却床ランイン設備を短期工事・短納期で更新 太物需要、細物品質改善に対応

2020年9月8日

操業風景

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社<本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:灘 信之>は、2020年9月、北越メタル長岡圧延工場向けに冷却床ランイン設備を納入しました。

 同社は昨今の鋼材需要における幅広い市場ニーズに対応するため、サイズレンジの拡大、品質向上、コスト低減をかかげており、長岡圧延工場の生産ライン拡大に伴い2019年8月に受注したものです。更新範囲は丸棒・棒鋼専用の約125メートルの冷却床ランイン設備で、フィーディングピンチローラーを新設し、ランイントラフとブレーキングピンチローラーを更新しました。これにより、D41の異形棒鋼の製造が可能となり、更に細物プレーン丸棒の品質改善が期待できます。

 既存の設備が他社納入設備であったことから事前資料の確認等に制約がある中、工事期間を夏場の約2週間とし、受注から1年後の納入という短納期を達成するため、各機器についてはいずれも当社で培ってきた実績のある信頼性の高い構造を採用し、コロナ禍でも効率の良い製造を進められるよう製品検査をリモートワークで進め、夏場の工事対策として新型コロナウイルス対策に加え熱中症にも十分配慮するなど、品質と効率を両立させながら対応いたしました。

○ビジュアル 操業風景(上)/更新したブレーキングピンチローラー(下)

更新したブレーキングピンチローラー

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