Steel Authority of India Limited社より転炉炉体更新工事を受注

2024年1月15日

調印後HP

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:若原 啓司)は、2023年12月、インド国営製鉄会社のSteel Authority of India Limited社(以下SAIL社)より、インド中部のチャッティスガル州に位置するビライ製鉄所向け転炉炉体更新工事を受注しました。2026年中頃の完工を予定しています。

 今回の受注は、当社、当社インド拠点のスチールプランテック インディア(本社:インド コルカタ<以下SPI>)、インド国営のエンジニアリング会社であるメコン社の3社によるコンソーシアムで獲得したもので、設備の老朽化更新と周辺環境改善が目的です。
 当社とSPIは130t転炉3基及び炉囲室の設計、製作、納入並びにSV業務を、メコン社は集塵機の製作、納入並びに既設設備撤去、土建、据付工事を担当します。

 これまで当社は、世界中へ130基以上の転炉設備を納品してきました。当社独自の二点支持方式(※)によるシンプルな構造は、炉体の熱膨張・経年変形の影響を受けず、メンテナンスフリーであることから、ユーザー様から好評をいただいております。本設備もこの構造を採用し、周辺設備もリニューアルすることで、脱炭素時代にふさわしい転炉設備へと生まれ変わります。

 当社は「Green & Smart」(Green=脱炭素を推進するための技術革新・Smart=最新技術を駆使した製品のスマート化)を掲げ、最新テクノロジーを織り込んだ商品やサービスの開発、提供をすることで、人と環境を大切にする技術を提供しております。鉄鋼市場が拡大を続けるインド市場でも、受注の拡大に努め、プレゼンスの向上を図ってまいります。

※当社独自の二点支持方式:転炉の両側に位置する傾動軸直上の二点で炉体を支持する方式

<Steel Plantech India Pvt.Ltd.について>
(所在地)
西ベンガル州コルカタ
(事業内容)
インド、近隣諸国への当社技術・設備納入
当社と連動した各設備の設計業務
(従業員数)
約50名

(ビジュアル)契約調印後、SAIL社を交えての記念撮影
SPI社長 坂井 伸一郎<右から4人目>、当社海外ビジネス統括部 部長 足立 芳彦<右から2人目>

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転炉設備を核とした製鋼プラントは、1960年以降、130基以上を納入してきたスチールプランテックの主力商品です。機械攪拌式脱硫設備(KR)や転炉設備、排ガス処理設備(OG)、二次精錬設備(RH・LF)といった製鋼プラントを構成する機器を提供するだけでなく、プラント全体のコーディネートをします。OGは、高い安全性に加えて環境への負荷が小さく、さらに省エネの効果もあるため、高い評価を受けています。

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