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RH式真空脱ガス設備

転炉処理が終了した溶鋼をさらに精錬して成分調整を行うのが二次精錬工程です。高級鋼の製造には溶鋼中に溶存しているガス成分を除去するいわゆる脱ガス行程が不可欠ですが、大量の溶鋼を迅速に脱ガス処理するのに適しているのが「RH式真空脱ガス設備」です。

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2020年11月6日
JSWスチールより真空脱ガス装置改造工事を受注 インドでのアップグレードビジネス展開を加速

ソリューション

品種拡大・品質向上

高い生産効率を実現するために最適なレイアウトを提案します。高真空度を達成するとともに、真空槽内に純酸素ガスを吹込むことで、極低炭素鋼の製造が可能になります。また、高い還流率により溶鋼中不純物の形態を制御し、高機能鋼材が製造できます。

納入実績

since 1999 9

代表的な実績

納入先 容量 稼動年
  • アジア・オセアニア
  • Formosa Ha Tinh Steel ベトナム 300t×2基 2015稼動予定
  • 現代製鉄 / 唐津貫製鉄所 韓国 300t×2基(2製鋼) 2013
  • 現代製鉄 / 唐津製鉄所 韓国 300t×2基(1製鋼) 2010
  • 新日鐵住金 / 小倉製鉄所 日本 70t×1基 2001
  • 新日鐵住金 / 和歌山製鉄所 日本 210t×2基 1999

技術情報

吊上げ式鍋昇降装置

  1. 4本の油圧シリンダーを同期駆動することにより溶鋼鍋を吊り上げて処理する設備を実現しました。この設備構成により約30%の生産性向上を達成しました。コンパクトな設備は、従来型の処理鍋押上げ式設備と比較して建設コストも抑制することができます。
  2. 処理中に次の鍋を待機させることができ、生産効率が向上します。
  3. 1本シリンダーの押上げ式昇降装置に比して、建設コストが低減できます。
  4. 世界で初めて設計された、油圧シリンダーを用いた吊り上げ式の鍋昇降装置で、2010年1月15日に稼働開始しました。