インド・Welspun社向け第四世代厚板レベラー SuPerLeveler™、完工

2012年6月7日

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当社がインド・Welspun社向けに納入した第四世代厚板レベラー SuPerLeveler™ が、昨年11月に操業を開始しました。

 

<主仕様>

型式: 4Hi可逆式コールドレベラー(9本/5本ロールカセット交換方式)
板厚: 6~60mm
板幅: 1,000~4,900mm
降伏応力: 最大 1,100MPa
矯正反力: 最大 7,600トン

SuPerLeveler™ は、矯正反力によるフレーム撓みを油圧シリンダーで自動補正する「ダイナミッククラウン式ロールギャップ補正機構」を有しており、理論上フレーム類の剛性が無限大となります。従い、矯正中のロールギャップを鋼板の先端から尾端且つ全板幅にわたり均一に保持することが出来るため、平坦度不良の矯正だけでなく、加速冷却設備で発生する内部残留応力を大きく低減することが可能となります。
また5本ロールカセットに交換することにより、従来、9本ロールカセットでは矯正できなかった板厚40mm以上の高張力鋼板の矯正も可能としています。

 

Welspun社は世界有数の鋼管メーカーであり、その高強度鋼管の生産要求に当社のSuPerLeveler™ は大きく貢献しています。

 

〔本件に関するお問合せ先〕
営業本部(海外営業)045-440-5912

 

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厚板レベラ

スチールプランテックが1998年に開発したSuPerLeveler™は、厚板工場で生産される鋼板(6-50mm厚)の平坦度を向上させる設備です。矯正中にレベラ(水平精度を高める下地調整材)に発生するたわみを、剛性無限大制御によって完全に補正します。これによって、従来のレベラでは安定しなかった、TMCP鋼板、焼き入れ鋼板といった矯正反力を必要とする鋼板の矯正が可能になります。

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