ドイツMETEC(製鉄設備関係見本市)への出展

2015年7月15日

SPCO METEC Booth

スチールプランテック株式会社(代表取締役社長:半澤 巌)は、6月16日から19日にわたりドイツ/デュッセルドルフで開催された4年に一度の製鉄・鉄鋼生産プラント・設備の見本市(メッセ)であるMETECに出展しました。
欧州各国では、政府の厳しい環境規制を背景に、環境対策・製品高級化対応に各社が興味を示しており、METECには、世界各国の製鉄設備及び関連機器メーカー405社が出展しました。当社も、こうした顧客要請に積極的に応えるべく、環境対応型高機能電気炉ECOARC™、次世代型厚板レベラなど、最先端技術を駆使した製品を当社ブースにて多数紹介、欧州顧客をはじめ、世界の主要顧客250社以上、350名を超える皆様にお越し頂き、連日活況を呈しました。
また、並行して開催された技術発表セッションにおいて、以下の技術論文を発表し、いずれの発表会場にも多数の皆様の高い関心を頂きました。
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大型CDQ(コークス乾式消化設備)の最新技術について
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当社ECOARC™(省エネ型電気炉)の技術紹介
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溶銑予備処理による脱硫について(独Küttner社との共同発表)
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ベトナム向け新型PLTCM(酸洗冷間タンデムミル)の紹介
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冷間可逆圧延機における新しい圧延方法
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高強度鋼板用矯正機の技術
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AHSS(Advanced High Strength Steel)用テンションレベラー
この度、当社ブースにご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げますと共に、当社ではお客様のニーズに積極的にお応え出来ますよう、引き続き技術開発を推進し、世界各国で最新鋭の設備を拡販してまいります。
以上

関連製品

厚板レベラ

スチールプランテックが1998年に開発したSuPerLeveler™は、厚板工場で生産される鋼板(6-50mm厚)の平坦度を向上させる設備です。矯正中にレベラ(水平精度を高める下地調整材)に発生するたわみを、剛性無限大制御によって完全に補正します。これによって、従来のレベラでは安定しなかった、TMCP鋼板、焼き入れ鋼板といった矯正反力を必要とする鋼板の矯正が可能になります。

テンションレベラ

熱延鋼板、冷延鋼板、ステンレス鋼板、アルミ板、銅板、特殊材料板などの材料を矯正して平坦度を向上させ、最終製品として仕上げる装置です。矯正対象材の範囲は、板厚が0.05mm〜8.0mm、板幅が300mm〜2300mm、降伏強度が50MPa〜1500MPaです。1970年から独自の試験装置によって各種材料のテストが実施され、理論構築と実機の納入が繰り返されてきたテンションレベラ。製品を現在までに全世界に194台も納入したスチールプランテックは、テンションレベラのトップメーカーです。

冷間圧延機(TCM,CRM)

スチールプランテックはお客様のニーズに合わせ、最新鋭の冷間連続圧延ライン(TCM)よび冷間可逆圧延機(CRM)を提供します。
ユーティリティー設備や検査ライン、ロールショップなどを含めたトータルエンジニアリングを提供します。

環境対応型高効率
アーク炉(ECOARC™)

スチールプランテックが独自に開発した「ECOARC™」は、革新的な技術を随所に採用した環境対応型高効率アーク炉です。金属材料を溶解する際に発生する白煙や悪臭を解消する高度なスクラップ予熱技術を備えるなど、将来的な環境負荷にも対応しています。さらに、従来の電気炉よりも高い生産性を実現する溶解技術も備えています。

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