ROOKIE

試行錯誤の先で得た
知識と技術。

私が入社を決めたのは、巨大なプラント設備を担うこの仕事のダイナミズムに惹かれたからです。制御技術が現場でどのように活用されているのかにも強い興味がありました。

入社当初は十分な知識も無く、苦労しました。社内外の打ち合わせでは聞いたことのない専門用語が飛び交います。案件ごとに扱う商品(機械)が異なれば、その機械仕様や必要とされる制御の要素についても理解しなければなりません。要求される仕様を満たすために自分の担当範囲をどのように設計すべきか……。入社してある程度の経験を積んだ今でもそうですが、特に当時は一つずつ勉強して、一つずつ知識を積み重ねていく日々でした。

過去の図面や資料を確認し、どのように進めていくのかを検討する。出来上がった設計図書を先輩に見てもらい、指摘を受けてまたやり直す。その繰り返しの中で少しずつ、できることを増やし、必要な知識を身に付けていきました。

画像:試行錯誤の先で得た知識と技術。

TURNING POINT

大規模設備の
試運転を乗り越えて。

今までで一番印象に残っているのが、インドでのプロセスラインのプロジェクトです。連続焼鈍設備(CAL1)、連続溶融亜鉛メッキライン(CGL)、連続焼鈍設備(CAL2)の3ラインの建設に対し、私はLevel2(プロコン)設計の担当として設計業務に携わり、現地では全ての試運転が完了するまで対応しました。

このプロジェクトでは最初、CAL1、CGLの2ラインで機電品と呼ばれる個々の機械試運転とLevel2を担当し、最後の1ラインであるCAL2では、電気の現場責任者としてコールドラン(設備全体の試運転)の取りまとめも行いました。

言語も文化も異なる現地のインド人担当者たちと歩調を合わせながら、一つひとつ課題を乗り越え、また次の課題へ。一日の試運転を終えたその夜には実績をまとめ、翌日のスケジュールを作成する。それが終われば、その日学んだ技術的なことを忘れないようにと一つひとつ思い返してはメモをまとめる。とても貴重な経験で、濃い時間だったと思います。

ようやく迎えた試運転完了の日。気付けば三年が経っていました。実際に稼働した設備を見上げて、これまで味わったことのない充足感に包まれたのを今でもよく覚えています。

画像:大規模設備の試運転を乗り越えて。

VISION

十年経っても、
まだまだ未熟。

入社して十年以上経ち、これまで色々な国や地域でのプロジェクトに携わり、“知識の引き出し”を少しは増やすことができたと思います。しかし、新たな経験をするたびに抱くのは、「まだまだ、学び足りない」という想いです。

製鉄プラントは個々の機器が相互に関連し合うことで機能するもので、設備自体の理解も当然、必要になります。それに加え、本業であるプラント建設に関わる電気・制御の広範囲にわたる知識が求められます。その一方で、担当者として対応するためには知識の引き出しの「数」だけでなく十分な「深さ」が求められることもあります。設備の設計内容を正しく理解するだけでも難しい場合があるため、その設備に詳しい先輩社員に相談しながら解決していくことも多くあります。

だからこそ、 エンジニアの道に終わりなどないのです。新しいプロジェクトが始まるたびに、わからないことが出てきます。十年経っても、学ばなくてはならないことばかり。飽きることなどありません。製鉄プラントという大規模な設備の建設を通じてさまざまな経験をすることができる。それが、この仕事の魅力だと感じています。

WORKS

画像:WORK 01
画像:WORK 02

連続焼鈍設備(CAL)および連続溶融亜鉛メッキライン(CGL)導入プロジェクト
インド国内の自動車需要に対応する設備の制御設計を担当しました。

PERSON