ビナ・キョウエイ・スチール社向け電気炉製鋼工場受注
- 2012年9月10日
- プレスリリース
スチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表者:藤原義之)は、ビナ・キョウエイ・スチール社(Vina Kyoei Steel Ltd. 以下VKS社/本社:ベトナム国バリアブンタウ省フーミー工業団地)から、年産50万トンの新電気炉製鋼工場を受注しました。当社は90トン電気炉、炉外精錬炉(レードルファーネス)、集塵設備といった主要設備の設計及び製作を供給します。稼動時期は2014年の第1四半期を予定しています。
VKS社は既設フーミー工場にて1996年より圧延ミルを稼動しており、活況を呈するベトナムのさらなる需要に応えるべく、年産50万トンの拡張計画を進めていました。今回の製鋼工場はその拡張計画の一環であり、VKS社にとっては初めての上流設備への進出となり、当社の設備技術力と欧州メーカーに競り勝ったコストエンジニアリング力が高く評価されて受注に至りました。
当社にとって、ベトナムでは現在建設中のCSVC(China Steel Sumikin Vietnam Joint Stock Company)社向けPL-TCM及びACL、台湾プラスチック社ベトナム向け転炉設備に続く案件となります。今回の受注を機に製鋼プラントエンジニアリング会社としての実力をより一層高め、VKS社のさらなる発展に貢献して行くと共に、ベトナム市場への拡販を推進していきます。
<主要設備>
・90トン交流電気炉 | 1基 |
・炉外精錬炉(Single-Mast Furnace) | 1基 |
・集塵設備 | 1式 |
・副原料搬送設備 | 1式 |
【本件に関するお問い合わせ先】
スチールプランテック株式会社 総務人事室
Tel. 045-440-5903 Fax. 045-440-5841
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電気炉製鋼設備は、スチールプランテックがJFEエンジニアリング(旧NKK)より継承した、主力商品の1つです。
製鉄メーカすなわちユーザとしての豊富な経験と、1968年より続く電気炉製鋼工場の設計・エンジニアリングの経験より培われた技術力が、電気炉及びその付帯設備のみならず広範に及ぶ冶金・操業技術の提供までも可能としています。
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