ビナ・キョウエイ・スチール殿向け製鋼・圧延ライン新設工事の竣工について

2015年7月31日

VKS竣工式

スチールプランテック株式会社(代表取締役社長:半澤 巌)は、ビナ・キョウエイ・スチール社(Vina Kyoei Steel Ltd. 以下VKS/本社:ベトナム国バリアブンタウ省フーミー工業団地)にて2015年3月に操業開始した第二圧延工場に続き、6月に新製鋼工場を完工、7月24日、お客様にて盛大に竣工式が開催されました。
式典には共英製鋼 高島会長・森社長、VKS 岩佐社長を始めとして、ベトナム側よりサン国家主席、バリアブンタウ省人民委員会幹部、VN Steel 会長、日本側より在ホーチミン日本国総領事他、日系の商社・建設会社・金融機関など約450名が出席されました。当社からは半澤社長が出席し、設備供給会社を代表して感謝状を頂きました。
本プロジェクトは、ベトナムの経済成長に伴う各種インフラの整備・拡充需要を見据え、VKSが設立以来の悲願としていた製鋼・圧延ライン一貫化の実現に向けて、当社がその中核設備である電気炉及び炉外精錬炉等の製鋼プラント、及び棒鋼・小形形鋼圧延設備を納入しました。当設備は、現在、製鋼・圧延一貫での商業生産に入っています。
当社は、今後も客先との長年に渡る信頼関係を発展させていくと共に、引き続き持てる技術力と経験を駆使し、ベトナム市場をはじめグローバルな営業活動を積極的に展開していきます。
 

【設備概要】

90トン交流電気炉 1基
炉外精錬炉(Single-Mast Furnace)1基
集塵設備 1式
副原料搬送設備 1式
棒鋼・小形形鋼圧延設備 1式
精整設備 1式

【設備上の特長】

電気炉底吹バブリングの適用による品質向上
三相一括制御方式の炉外精錬炉による操作性向上、ランニングコスト低減
ホットダイレクト圧延(Hot Direct Rolling)への対応
コンパクト且つ高剛性のハウジングレススタンドを圧延全スタンドに採用
オンライン熱処理プロセスの導入により水冷鉄筋の生産が可能
以上
 
VKS製鋼
製鋼
 
VKS圧延
圧延
 

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電気炉製鋼設備は、スチールプランテックがJFEエンジニアリング(旧NKK)より継承した、主力商品の1つです。
製鉄メーカすなわちユーザとしての豊富な経験と、1968年より続く電気炉製鋼工場の設計・エンジニアリングの経験より培われた技術力が、電気炉及びその付帯設備のみならず広範に及ぶ冶金・操業技術の提供までも可能としています。

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