コイルセンターフジタ向け レベラー&スリッターラインの受注について

2018年5月30日

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当社製 ローラレベラー
 
 
スチールプランテック株式会社(代表取締役社長:灘 信之)は、このほど、株式会社コイルセンターフジタ(代表取締役社長:藤田 正興)とレベラー&スリッターライン納入に関する契約を調印しましたので、お知らせします。
昨今、ステンレス鋼板、チタン板、炭素鋼板等の超高強度材、高機能材の需要増に伴い、これら鋼材の矯正ニーズが急速に高まっています。超高強度材や高機能材は、平坦度や内部残留応力が一般材より悪くなっていることが多く、従来から適用されている矯正設備では十分な矯正が得られません。
コイルセンターフジタ殿では、これまでにない高性能・多機能の矯正設備を導入し、平坦度に優れ内部残留応力の少ない高品質材の供給の実現を計画されていました。
当社は、これら超高強度材、高機能材をはじめ、コイルセンターが扱う幅広い材料の委託加工のニーズを満たすべく、これまでに培った最新式ローラレベラの技術とテンションレベラの技術を融合させた新しいコンセプトを持ったレベラーラインを提案し、採用に至りました。
納入するラインでは、
・ローラレベリングモード
・テンションレベリングモード
・スリッティングモード
の3種類の運転モードでの矯正が可能となっているのが特長です。
ローラレベラにおいては国内最大矯正力を、テンションレベラにおいては国内最大張力を持ち、コイル材の矯正設備としては国内最大の能力を持った設備となります。
本ラインではその多機能性を活かして、新しい鋼種のテストを実施していくことも検討されています。
本ラインは、2020年2月の稼働が予定されています。
累計で200台の受注を昨年達成したテンションレベラ及び累計約150台となる精密ローラレベラは当社の主力商品の一つで、今後も、顧客のご要望にお応えし、新たな矯正ニーズに対応したカスタマイズド・エンジニアリングを進めることで、矯正技術の発展とテンションレベラ及びローラレベラの拡販にまい進してまいります。
 

関連製品

テンションレベラ

熱延鋼板、冷延鋼板、ステンレス鋼板、アルミ板、銅板、特殊材料板などの材料を矯正して平坦度を向上させ、最終製品として仕上げる装置です。矯正対象材の範囲は、板厚が0.05mm〜8.0mm、板幅が300mm〜2300mm、降伏強度が50MPa〜1500MPaです。1970年から独自の試験装置によって各種材料のテストが実施され、理論構築と実機の納入が繰り返されてきたテンションレベラ。製品を現在までに全世界に194台も納入したスチールプランテックは、テンションレベラのトップメーカーです。

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