「METEC 2019」に出展、 海外でのプレゼンスを強化   ~ブースには前回比180%増の約700名が来場~

2019年7月8日

METEC2019ブース全景

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:灘 信之)は、2019年6月25日(火)~29日(土)にドイツのデユッセルドルフで開催された4年に一度の製鉄・鉄鋼生産プラント・設備の見本市、「METEC 2019 国際金属製造・冶金技術機械展・会議」に出展しました。

  ブースへの来場数は期間中に約700名で前回(2015年)比180%増となり、多くの商談の機会を得ることができました。

  現在開発中のAI・IoT・ビッグデータ等のデジタル最新技術を活用した「スマートプロダクツ」に関しては「市場投入時期」「導入効果」に関する問い合わせも多く、商品開発をさらに加速させます。「ホットスキンパスミル」と「テンションレベラ」のコンビネーションライン、「Zoom-Mill™」、「PL-TCM」については、技術論文発表をおこなったこともあり高い注目を集めました。また、今回の特徴として、市場が急拡大しているインドからの来場者が増え、当社の子会社である「スチールプランテック インディア」(Steel Plantech India Pvt. Ltd.)も交えて対応にあたりました。

  昨年7月に高張力鋼市場向けの連続酸洗冷間圧延ライン(PL-TCM)などの分野で業務協力協定を締結したベルギーの総合重機メーカー「ジョン・コッカリルグループ」社(JC社)とは、隣接したブースで来場者に協力関係をアピールするとともに、連携した顧客対応を行いました。

  本年5月にピッバーグ(アメリカ)で開催された鉄鋼展示会「AISTech」、6月にバンコク(タイ)で開催された「東南アジア鉄鋼協会(SEAISI)カンファレンス」に続き、今回の出展を通じ海外市場での確固たるプレゼンス獲得に向けた営業活動を展開していきます。

ブースでの技術発表の様子

ブースでの技術発表の様子

「METEC 2019 国際金属製造・冶金技術機械展・会議」概要
名  称:METEC 2019 国際金属製造・冶金技術機械展・会議
会  期:2019年6月25日~29日 9時~18時(最終日は16時まで)
会  場:デュッセルドルフ見本市会場 ホール3~5号館
主  催:Messe Düsseldorf GmbH (メッセ・デュッセルドルフ ) 

・「ジョン・コッカリルグループ」社との業務協力協定について
当社の強みである冷間圧延・厚板薄板レベラの技術、同社の強みである酸洗技術を活かし、最先端の鋼板製造/処理ラインを提供することにより、主に高張力鋼板市場の発展に寄与していきます。日本、欧州、インドでのセールスを相互協力することで、協定のメリットを更にアピールし、世界での受注獲得につなげます。

・「ジョン・コッカリルグループ」社について
1817年に設立されたベルギーの総合重機メーカーで、エネルギー、防衛、産業(製鉄)、環境、サービスの5部門で構成され、世界5大陸の事業所に合計6000名以上のエンジニアを、欧州、米国、インドなどに複数の製造拠点を有しています。本年5月に「Cockerill Maintenance&Ingénierie SA」から「John Cockerill Group」に社名を変更しました。

ブースを隣接し協力関係をアピール

ブースを隣接し協力関係をアピール

・「スチールプランテック インディア」(SPI)について
当社インド初の拠点として2011年に設立され、2016年より当社100%出資の製販一体の事業拠点となり、インドをはじめとした南アジアの顧客向けに独自ビジネスを展開するとともに、当社の南アジアでの調達拠点として事業を進めています。

社 名:Steel Plantech India Pvt. Ltd. (SPI)
所在地:Infinity Benchmark Building, 14th Floor,Unit: 1403, Block-EP & GP, Sector-V,Salt Lake City, Kolkata – 700091, India
代表者:坂井 伸一郎  
設 立:2011年  
資本金:40,000,000ルピー  
社員数:約50名

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スチールプランテックはお客様のニーズに合わせ、最新鋭の冷間連続圧延ライン(TCM)よび冷間可逆圧延機(CRM)を提供します。
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