オールインワン廃酸回収設備「SARA®」が日本上陸! 欧州の最新技術を国内へ

2020年11月10日

SARA HP用

「SARA®」の3Dモデル。従来型に比べて大幅に コンパクト化されている  ©2020 John Cockerill
 
 

製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック株式会社<本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:灘 信之>は、業務提携を結ぶベルギーの総合エンジニアリングメーカー「ジョン・コッカリル(John Cockerill、以下JC)」グループのUVK社が開発した、コンパクト廃酸回収設備(ARP)「SARA®」(Small Acid Regeneration Assembly)の販売を開始します。

UVK社は150年以上の歴史を持ち、高品質の酸洗・ARPを世界中に広く提供し、2000年代だけでも約40基のARP設備の納入実績がありますが、従来の設備はお客様毎にカスタマイズした設計・設備となっており、投資回収の観点で中小規模の酸洗プロセスをお持ちのお客様には投資し難い設備となっていました。

この度開発された『SARA®』は、同社のARP最新技術を適用した上で、中小規模の酸洗プロセスに合う様にコンパクト化したものです。加えて、モジュール化、ユニット化を実現する事で、制御機器も含めた「オール・イン・ワン」を特徴とする構成とし、工期短縮、設置簡素化を図っております。また、ニーズの高い処理量に応じた2タイプ(500-800l/h&800-1300l/h)の設定となっており、投資検討しやすいラインナップとなっております。直近では、トルコ「Turkish Steel社」より『SARA®』の設計・製作・納入を受注しており、2021年初旬に試運転完了予定です。

UVK社のARP設備は、流動層焙焼方式とスプレー焙焼方式の両方式に対応可能で、大容量ARPの更新ニーズには従来通り、お客様の処理量と方式に応じた設計、製作を継続しております。更には、最新の酸洗技術も自社内に保有することから、酸洗更新に同期したARP設備の最新化が可能です。一方、中小容量のARPニーズには『SARA®』を導入いただく事で、早期の投資効果が期待できます。なお、従来のARP設備と同様に、『SARA®』も、酸洗運転室にて操業状態監視が可能であり、酸洗ラインとの一元操業管理を前提としております。

当社は、これまでのJCの酸洗設備・ARP設備に加え、『SARA®』をメニューに加える事で、環境性能が高い一貫した酸洗プロセス設備を、処理量に依存せずご提供することが可能となります。3年目を迎えるJCとの業務提携により、グローバルな視野で、お客様のニーズに随時お応えできる提案を続ける所存です。

<SARA®詳細>
比較的廃酸発生量が少ない酸洗ライン向けに2019年に開発され販売を開始しております。 

◎現地据付工事の簡略化と製作工期の短縮
製作工場で130m²未満のブロック式構造で組み立て、コンテナサイズで出荷されるため、据付工事の簡略化が可能です。また、標準モデル化された設備の為、製作工期も短縮されています。

◎酸洗ラインとの連動
最大99%の酸回収率を持ち、廃酸発生量が1日10~30m³の規模の酸洗ラインへの適用以外に、ARP設備の増強や更新にも有効です。廃酸回収プッシュプル酸洗ライン(PPL)、線材酸洗ライン(WCPL)、または条鋼用酸洗ラインでも効率的な連続運転が可能で、操業管理は酸洗ラインのシステムに統合され、完全自動運転が可能です。 

◎高い環境性能
酸洗プロセスから塩酸と酸化鉄を回収する高効率の吸収システムと、塩酸と粉塵のエアロゾルを除去する排気清浄化システムにより、塩酸・粉塵等のミニマム排出量を達成するように設計されています。

JCの製品が納入されている欧州のARP設備
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