REASON

前職の仕事内容と、
転職の経緯や理由

以前はカメラメーカーで、デジタル一眼レフのレンズ鏡筒の設計を担当していました。幼少時に祖父の造る外壁を見て大工さんに興味を持ったり、父も機械設計の仕事に就いていたため、自然とものづくりに携わりたいと思うようになりました。

ただ、しだいにレンズだけではなく、もっと広範囲で設計の仕事に携わって成長したいと考えるようになり、転職を決意しました。転職活動時は機械設計という自分の軸は変えず、業界も絞らず、幅広い仕事ができる企業を、というスタンスでした。その中でもスチールプランテックは設計だけでなく、お客さま対応や製品検査、現地SV(※)などを任されるという話を聞き、入社を決めました。私としても早く一人前のエンジニアになりたい、という気持ちが強かったです。

※SV=スーパーバイザーの略。現場指導員のこと。

IMPRESSION

入社前・後の印象は

面接のタイミングで、年齢の近い若手社員とざっくばらんに話す機会がありました。そこで具体的な業務のイメージや、若手でも第一線で活躍できるという社風を知ることができ、安心したのを覚えています。そのため業務範囲や社風については、入社前後でギャップはありませんでした。

加えて入社以降は、新しいことに対するフットワークが軽く、変化にも積極的な会社だと感じています。近年ではサステナビリティ関連の部署を早い段階から立ち上げたり、リモートワークが主流になる前から書類のデータ化を進めていたことなどが良い例です。

一方で、自分の想像以上に、前職とのギャップに戸惑ったこともあります。専門用語が多い業界ですので、最初は議事録一つ完成させるだけでも長い時間がかかりました。設計面でも、カメラメーカー時代と部品のサイズ感が全く違うことに苦労した記憶があります。ただ、知識や経験は一朝一夕で身に付くものではありませんので、根気よく丁寧に対応して自分のものにしていきました。

CHANGE

スチールプランテックで、
自分はどう成長したか

幅広い仕事内容ももちろんですが、様々な人から数えきれないほど影響を受けました。

特に2人の人物との出会いがターニングポイントです。1人目は、入社当初に製鉄プラントのイロハを教わった、設計一筋40年のベテランの先輩。その厳しい指導は、まだ若く、学生気分が抜けきれていなかった私を、真摯に仕事へ向き合うまでに変えてくれました。2人目は、東南アジアで焼結クーラーの設計を担当していた時期の上司です。仕事で失敗したときに「大変だけど、どうせやるなら楽しく笑ってやろう」と、今でも心に残っている言葉をもらいました。他にも、私の信条である「根拠を持ったアウトプット」は、その上司が良く口にしていた「原理・原則・現場・現物・現実」という言葉に影響を受けており、改めて自分にとって大きな存在だったと感じます。

VISON

これまでの、
そしてこれからの
キャリアについて

設計の実務以外にもエンジニアリングマネージャーの経験や、見積を行う部署との兼務を通じて、様々な視点で仕事を捉えたり、先を見越して行動できるようになりました。これからも、常に自分の考えと信念を持って課題を解決できるエンジニアを目指して努力していきたいです。

また、製鉄業界が排出するCO2の削減にも貢献したいと考えています。製鉄プラントはまだまだ排出量が多く、環境課題の解決は当社にとっての大きな使命の一つです。

このように機械設計とはいっても、通常の設計から環境課題の解決まで、担当できる幅は本当に広いです。個人だけの学習では追い付けない分野でも、社内には多くのプロフェッショナルがいるので、すぐに相談に乗ってもらえることもありがたいです。私自身もそうでしたが、若いうちから活躍・成長したいと思っている人には、ぴったりな職場だと思います。

WORKS

  • 入社後、初めて担当した国内での焼結案件。工場での組立検査時の様子です

  • 長期にわたって関わった海外水封式クーラー案件。工場での仮組時の様子です