REASON

前職の仕事内容と、
転職の経緯や理由

転職前は、化学プラントの現地⼯事責任者として作業者を指揮する⽴場でした。同業他社や重⼯業と⽐較検討して当社を選んだ理由の1つ目が、前職の経験を活かせそうだったことです。実際に転職してみて、現場ベースでプロジェクトをまとめるという根本的な関わり方はやはり同じであり、新しい業務にも難なく溶け込めました。とはいえ自分の力だけでなく、転職者の割合が非常に多い当社ならではのきめ細やかなフォロー体制があり、職場に早く馴染めるようなケアがあったからこそだと思います。

2つ目の理由は、シンプルに⼤型機械に興味があったことです。化学プラントも大規模ではありますが、機械ではなく配管など設備のウェイトが大きいため、機械寄りの製鉄プラントを直に扱う当社を志望しました。

また、当時⾯接を担当した上司の「一緒にやろう!」という雰囲気がとても好印象だったことも、自分の選択を大きく後押ししたと思います。

IMPRESSION

入社前・後の印象は

実際に当社で働いてみて感じたのは、個人を尊重してくれる会社だということです。また、部署の垣根を越えて意⾒や要望を伝えやすい環境だとも思います。改善要求はどんどん出せますし、しっかりと対応してもらえます。特にその点は前職でかなえられなかった自分の要望でもあったので、転職してよかったなと感じています。

もともと当社は異なる4つの会社が母体となっている企業です。それぞれのカラーを残しつつ、互いの意見を尊重し合う土壌が、風通しの良さを生んでいるのではないでしょうか。そして各々の優れた部分を取り込んで改良していこうとする、したたかさも感じます。

それに通じる部分で、4社の基盤技術と実績を活かした“いいとこ取り”のエンジニアリングが進められるのも大きな強みです。また豊富な社内知見をベースに設計を行うことで、基礎的な問題を早い段階でクリアできるのも大きなアドバンテージと言えます。

CHANGE

スチールプランテックで、
自分はどう成長したか

現場所⻑の経験を数多く積むことで、取りまとめやコミュニケーション能⼒、そして自信と度胸がついたように思います。個々の案件の質も大事だと思う反面、数をこなすこともやはり重要ではないでしょうか。

そして経験とともにエンジニアとしての勘所も増え、事前に危険予知ができるようになりました。例えば鉄が熱膨張し、機械を壊してしまうことがあります。そうした失敗事例の経験を共有できていると、図面の段階で“こういう機構にしておくべき”だと言えるようになる。これは個人の経験や能力もさることながら、そこに企業としての集合知やノウハウが掛け合わさった結果でもあります。あとはどんなに気を付けても、問題は予期せぬところに発生するもの。ですから事前準備は常に100点を目指し、問題によるロスが起これば早急にフォローする。そういう意味での予知能力が鍛えられたとは思います。

VISON

これまでの、
そしてこれからの
キャリアについて

ときには厳しい現場も存在します。しかし社内関係者や協力会社、つまり苦労をともにする仲間と⽀え合いながら、⽴ち上げに向けて仕事を進められることはこの上ないやりがいです。そして苦しいときに励ましてくれる仲間に、感謝の気持ちを忘れないことを⼼掛けています。

先日、とある更新⼯事が完了したときのこと、協力会社の社⻑から「あなただからついてきた」「⼀緒に仕事ができて良かった、ありがとう」と⾔葉をかけられたのです。難しい環境での対応にもかかわらず、そう思ってもらえたことに心を動かされました。お客さま以外から謝意をいただくことは、私も約10年仕事をしてきて初めての経験でしたので、そう言ってもらえる仕事ができるようになったのだとうれしくなりました。

そしてこれからですが、仲間や私自身が⻑く健康的に働ける、そして皆の安全を守るための環境やプラットフォームを作っていきたいと思っています。

WORKS

  • 東南アジアに納入した、圧延後に冷却を行う冷却床。現地の方々と立ち上げた思い出深い案件です

  • 仕事冥利につきる言葉をいただいた圧延設備更新工事